秋の日の罰ゲーム part1 ページ43
(・・・なんでいい香りがするんだろ…)
お昼休みの後の授業。
ポカポカあたたかい日差しが窓から入ってくる。
天気がよくてお腹も満たされて眠気が襲ってくる時間帯。
目の前の席の黒尾君はバレー部の主将。
男子高校生って、汗臭いイメージがあるけど(ひどい)
黒尾君の後ろの席になって、
汗臭いと感じたことがない。
・・・・むしろいい香りなのだ。
授業つまんないな〜と思いながら前の大きな背中を眺める。
匂いに気を使うなんて、なんてできた男なんだ。
というより匂いを気にする理由があるのだろうか…。
(・・・もしかして彼女でもできた・・・？)
黒尾君は身長も高くて運動神経抜群、
勉強もそこそこできる。
この間なんてテストの点数で黒尾君に負けた私。
(そういえば、罰ゲーム何するか聞いてないな…)
遡ること2週間前。
ーーーーーーーーーーーーーーー。
「よぉ、A。今度のテストで勝った方がなんでも言うこと一つ聞くっていうのどーだ？」
部活前の黒尾君に声をかけられる。
「なに、どしたの急に。」
帰宅部の私は帰る支度をしながら話を聞く。
「俺のライバルだから。」
「いや理由になってない。」
なんだかんだ1年生の時からクラスが一緒の黒尾君。
向こうは私のこと名前で呼んでくれるけれど、
私はなんだか気恥ずかしくてなかなか呼べず、
仲がいいけど黒尾君、呼び。
"クロ"って呼んでくれって何回言われたか。
「なんだか勉強する気が起きなくてよ〜、何か楽しみがあれば頑張れるかなと。」
ニヤニヤしながら私の顔を見る。
「何企んでんの…。って言っても、私負ける気しないけど…。それでもいいなら。」
・・・・なんて可愛げのない返答。
内心私はすごくドキドキしていた。
なんせ黒尾君に片想いして約2年だから。
続く (更新停止中)
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なつ(プロフ) - クロいいですねー！改めて好きになりました←(о´∀`о)ノ (2014年11月30日 0時) (
レス) id: decb98b861 (このIDを非表示/違反報告)
ささまき - この小説がきっかけでクロをもっと好きになりました！！((( ありがとうございますw更新、頑張ってください！ (2014年8月22日 20時) (レス) id: 895b719d61 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - もしもシリーズってハマトラっぽいですね (2014年8月4日 17時) (レス) id: f8235988eb (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 全部読ませて頂ました！すっごく面白かったです！！クロ先輩がかっこよかったです！！更新頑張ってください(*><*) (2014年8月4日 16時) (レス) id: 8bc070bb95 (このIDを非表示/違反報告)
シオ - クロ好きにはたまらないです！更新頑張ってください！！ (2014年7月31日 10時) (レス) id: e535a87c0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ。 | 作成日時：2014年7月12日 22時
