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-Shogo side
騎馬戦から戻るとAと紫がいなかった。
彰吾「あれ？Aと紫は？」
秋雅「もうすぐ二人三脚だから、入場門行ったよ。」
彰吾「ああ、そっか。」
椅子に座ってしばらくすると、入場門からAたちが出てきた。
高い位置でポニーテールにした長い黒髪が揺れる。
彼女と紫はこっちに気付いて手を振ってくれた。
壱馬「やっぱ紫可愛いわぁ。」
北人「壱馬、顔キモいよ。」
その言葉に壱馬の顔を見ると、彼はデレデレした顔で紫を見ていた。
彰吾「…確かにキモい。」
壱馬「2人とも酷ない!?」
Aは紫と笑いながら足をタオルで結んでいる。
秋雅「もうすぐ始まるよ。」
秋雅の声に俺はグラウンドに意識を向けた。
ピストルが鳴って、2人がスタートした。
まるで1人で走っているかのように他の生徒と差を開いていく。
北人「やっぱ何回見てもすごい…。」
北人が呟く。
壱馬「中学のときから毎年見とるけどなぁ。」
秋雅「毎年すごいよね。」
彰吾「そうなんだ…。」
1位でゴールしたAの顔はキラキラと輝いていて。
…やっぱ綺麗だよなぁ。
Aは俺たちに向けて満面の笑みでピースサインを出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺が出るもう1つの競技、借り物競争。
A「彰吾、頑張って！」
Aの声に、やる気が出る。
…頑張ろ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピストルが鳴り、俺は走り出した。
お題の紙を拾う。
中に書いてあったのは…。
“好きな人のはちまき”
…す き な ひ と の は ち ま き ？
一瞬何が書いてあるのか分からなかった。
うん、ちょっと待って。
一回落ち着いて整理しよう。
まず、
俺の好きな人=A
うん。
そうだね。
好きな人のはちまき=Aのはちまき
Aのはちまき!?
嘘じゃろ？
…取り敢えず借りに行こう。
まだ誰もゴールはしていない。
俺はAの所まで走った。
彰吾「A！はちまき貸して！」
A「ちょっと待って。…はい。」
彰吾「ありがと！」
笑顔ではちまきを差し出してくれたAからはちまきを受け取り、ゴールまで走る。
結果的に、俺は1位だった。
…そろそろ心臓止まる気がする。
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RMPG大好き - は、はじめまして。このお話大好きです！更新待ってます。 (2020年8月28日 16時) (
レス) id: bb97bc99e2 (このIDを非表示/違反報告)
NaoKen(プロフ) - 名無し3804号さん» ありがとうございます！助かります！岡山弁分からなくてすみません… (2018年9月2日 17時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し3804号(プロフ) - そうなんですね！いや、無理に使わなくて全然大丈夫なのですが『○○じゃろ(○○でしょ)』『だから○○って言ってんじゃん(じゃから○○って言って…)』とか、適当にそれっぽいこと言っとけば素敵かな…と思いまして、、。ほんと上からみたいになってすみません！！ (2018年9月2日 0時) (レス) id: 4bca46ac9f (このIDを非表示/違反報告)
NaoKen(プロフ) - 名無し3804号さん» すみません、作者大阪で、岡山弁分からないんです。良かったら教えてください (2018年8月30日 23時) (レス) id: 30cb587ed2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し3804号(プロフ) - 彰吾くん、岡山弁は喋らないんですか....？ (2018年8月30日 2時) (レス) id: 4bca46ac9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：直実
| 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/naomi_shogkazu
作成日時：2018年8月13日 10時
