私が好きになった人。【山本彰吾】

ご飯 ページ16

-You side

その後、帰ってきた夜桜さんと秋雅が作ったご飯を8人で食べた。



彰吾「めっちゃ美味しいです！」

夜桜「ほんと？良かった。
登坂は？美味しい？」

広臣「俺が作った方が美味い。」

夜「は？じゃあ食うな。」

広臣「すみません嘘です、めちゃくちゃ美味しいです。」

夜桜「…あんたが作ったのとどっちが？」

広臣「夜桜が作った方です。」

夜桜「よし。」



夜桜さんがガッツポーズをする。

この2人は、なんだかんだ言って仲がいい。

秋雅が笑って言う。



秋雅「臣さん、私も作ったんだよ。」

広臣「ああ、美味いよ。」

夜桜「なんで私には俺が作った方が美味いとか言っといて、秋雅には素直に美味いって言うのよ！」

広臣「ごめんって。
美味いって言ったじゃん。」

夜桜「…なんかムカつく。」

広臣「…ごめん。
お前の好きなもん、何でも買ってやるから。
機嫌直せよ。」

夜桜「…ハーゲンダッツ」

広臣「そんなんでいいのか？」



臣さんが笑う。

夜桜さんは臣さんを睨み付けた。



夜桜「そんなのってなに!?
お風呂上がりのハーゲンダッツ、最高なんだからね!?」

広臣「はいはい、分かったよ。
ハーゲンダッツな？」

夜桜「うん。」



夜桜さんは満面の笑みで頷いた。

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