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恋4% ページ6

ザッザッ



私は夜道を一人で歩く。



ザッザッ



ザッ



うん。1人のはずだよね・・・?



ザッザッ



ザッザッ



後ろに誰かいる・・・?まさか・・・ね・・



タッタッ



私は試しに小走りで進んだ。すると



!タッタッ



ついてきている誰かさんも小走りになった。



「(うわ・・・マジか・・・)」



どうする私。だんだん近づいてきている。角に行ったらとりまダッシュしよ・・・



私は曲がり角でダッと走り出した。足には自信がある。でも、今は恐怖が勝ってしまっていて



足がうまく動かない。



「(いやっ・・・怖い・・!)」



ドンッ!



「きゃっ」



私は自分の事に精いっぱいで人がいるのに気が付かなかった。



「ご、ごめんなさ・・・?及川・・・先輩?」



及「え・・・?あ、君体育館に来てた・・・」



水戸ちゃんだっけ?と及川先輩は続ける。



「あ、はい。水戸Aです。」



コツッコツッ



「!あ、あの・・!」



だめだ。栞の信頼する先輩だからって、今日初めて会う人に迷惑はかけられない。



「いえっなんでもないです。ぶつかってすいませんでした。それではっ!」



〜及川side〜
水戸ちゃんは俺に謝ると足早に去っていった。俺も何かわからない違和感を感じながら



歩き出した。



スッ



及「!・・・?」



俺は男の人とすれ違った。そのとき、



「追いかけっこ・・・楽しいねぇ、Aちゃん・・・」



って聞こえた。俺は耳がいい方だから少し遠ざかってもその声が聞こえた。



及「(?・・・たしか、水戸ちゃんの下の名前って・・・・)」



Aじゃなかったっけ・・・・?



俺はそう思った瞬間、水戸ちゃんの元へ走り出していた。男を追い越す。



及「水戸ちゃん・・!」



「!?」



水戸ちゃんは黒いポニーテールを揺らして振り返る。



「及川・・・せんぱい・・?」



その瞳には、涙がたまっていた。



及「追いかけられてるなら行ってよ・・・!家まで送る。」



「え・・・でも、めいわく及「迷惑とかじゃないし。俺が好きでやってるだけだから。」



水戸ちゃんは全然怖くないというように、強気でいようと頑張って涙を無理やり止めていたらしい。



体は震え、恐怖で覆いつくされていた顔はぐしゃぐしゃに涙でぬれた。



及「大丈夫。大丈夫だからね・・・・及川さんがついてる。」



そういって俺は・・・



 









彼女を自分の腕の中に閉じ込めた。

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:子ねこ | 作成日時:2017年6月26日 20時

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