恋3％ ページ5
「お前、面白い奴だなｗｗｗｗ」
「えと・・・あなたは？」
私は近づいてきた人に名前を聞いた。
「あぁ、すまねえ。俺は岩泉一だ。」
「あの・・岩泉先輩は主将さんですか？」
「「ｗｗｗｗｗｗ」」
なんでそんなに笑っているの？主将じゃないの？
「俺じゃなくてアイツが主将だｗｗｗ」
岩泉先輩が指さした先には、さっきのチャラい？ひとが立っていた。
「え？あれですか？」
「あ、あれｗｗｗｗ」
するとチャラ男(仮)が
「ちょっあれって何！？俺にはちゃんと及川徹っていう名前がありますぅ〜！」
ん？及川？
「あぁ・・・茜が言ってた人ね」
「？茜？」
「私と栞の親友です。」
「ふ〜ん・・・ほんと俺ってば人気者っ」
及川先輩？は星が付く勢いで言う。それを岩泉先輩が蹴り飛ばす。
バレー部ではこれが当たり前らしい。
「おーいお前らーそろそろ帰れー！」
「やべっ青山はもう帰っていいぞ！カギハ俺らでやっておく」
岩泉先輩はやっぱり及川先輩より主将やってる。
「はいっ！ありがとうございます！ありがとうございました」
私は栞と体育館を出た。茜もバド部なので体育館なのだが練習が終わる時間が
全然違うので、さすがに一緒には帰れないのだ。なんといってもバド部は運動部の中で
一番ゆるくて練習量が少ない部活として知られているのである。でも、皆小中とやってきているか
らとても強い。なので、朝もバド部は朝練がないので一緒に行くことはできないのである。
「A！あのね！今日ね、研磨がね！」
はじまった…栞の惚気。彼女は音駒高校に通っている小爪研磨という彼氏がいる。
なぜ東京の学校の人とカップルなのかって？栞が東京から宮城に引っ越してきたからだよ←
「はぁ・・恋ねぇ・・・」
「どうしたの？・・・ハッΣ(ﾟ□ﾟ；)まさか、ついにAも恋を・・！？」
「そんなわけないでしょ」
そう返すと栞は心底つまらなそうに声をあげた。
「え〜つまないの〜」
「はいはい」
そんな調子で私たちは道を歩いた。
「あ、もうついちゃった・・・じゃぁ、また明日ね〜」
「うん。バイバイ」
私たちは分かれ道で別れた。栞の家はすぐそこだから大丈夫だろう。それに、
暗いからってこんな女狙うバカいないでしょ。
それが間違いだった。
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作者名：子ねこ | 作成日時：2017年6月26日 20時
