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向「え!ちょっとみんな見て!
これ裏になんか書いてあるやん!」



んーって覗き込んだこーじとラウが読み上げる




「「A!お誕生日おめでとう!」」






……え?
今、…




俺の動揺には気づかないまま
みんなはガヤガヤと話しだす






深「そう!そうなの!
誕生日にもらったやつっぽいんだよね」

阿「それをまだ手帳に挟んでるって事?」

岩「じゃあすげぇ大事なもんだよな」

向「あかん、なんか泣けてきた」

目「いやなんで」

向「だって、5年も前やで?
そんだけ大切に想ってるってことやろ、、?めちゃくちゃ健気やん」

深「俺もそう思ったんだよね、元カレとか」

ラ「なんで”元”なの?」

深「勝手な想像だけど、
もし今も続いてるなら1番新しいものを何かしら身につけない?」

ラ「なるほどぉ」

佐「でもさー、普通に女友達ってこともなくはなくなくない?」

岩「いや、どっちだよ」

阿「海外に行っちゃった、とかなら同性でもありうるよね」

目「俺は絶対元カレだと思う」

深「うーーーん」






みんながうなって静かになった時に口を開く



女友達なんかじゃないんだよ、






「…元カレだよ」






みんなが一斉に俺を見る







ガチャ




渡「、はよ〜」




タイミングいいのか悪いのか




渡「…え、え何この空気」






眠そうに入ってきた翔太が
この部屋の何かを感じ取ったのか目を見開いてうろたえる



俺はそんな翔太をスルーして
机の上に置いてあったチケットを手に取った



そして何も言わず翔太に手渡す






渡「…なにこれ?」

「翔太のだから」






不思議そうな顔して
受け取った翔太の瞳が揺れ動いたのが分かった







渡「っ、なんで…」

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作者名:らいな | 作成日時:2020年4月2日 22時

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