一生、愛してる。3 [JW] [青×黄]

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とりあえずシーツから
淳太を救出する。
立ち上がった淳太は
シーツをふわりと体に纏わせた。

青「……綺麗や」

黄「…ふふ、今の言い方芸人さんのネタっぽい笑」

青「うん……めっちゃ綺麗」

微笑む淳太がほんまに綺麗で、
愛を込めて頬を優しく撫でる。
聞いてないやん…とぽそりと呟きながら、
淳太は恥ずかしそうに頬を赤くした。

青「…誓いの言葉とかさ、
あんま覚えてないから、なんとなくでもええ？」

黄「ええよ。流星の言葉なら、何でも」

青「…ふ、了解」

優しい笑みを浮かべる淳太の手を取り、
左手の薬指に光る俺たちの愛の証に触れる。
天女のような姿で俺を見上げる愛しい人へ、
まっすぐ目を合わせた。

青「……中間淳太さん。
病める時も、健やかなる時も、
アイドルをしている時も、
1人の男として生きている時も、
…これから先どんなことがあったとしても、
僕は一生かけて、
貴方を愛し、守り、支え、
共に歩んでいくことを、誓います」

黄「……僕も、
病める時も、健やかなる時も、
しんどくて泣きたくなった時も、
楽しくて仕方がない時も、
…世界の全てから否定されてしまったとしても、
貴方に添い遂げ、
貴方と笑顔を分かち合い、
貴方を愛し続け、
共に歩んでいくことを、…誓います」

重ねていただけの両手を
淳太がきゅっと絡ませる。
互いに引き寄せ合うように唇を重ねた。

その瞬間、世界から音が無くなったようだった。

触れ合う手のぬくもり、
唇から伝わる互いの想い。
まるで世界に2人だけになったみたいな
静けさが広がる。

唇を離して視線が交わると
ゆっくりはにかんだ淳太の柔らかく甘い笑い声で、
俺の世界は一気にパステルカラーの音が溢れた。

黄「うわぁどないしよ、
俺幸せすぎて死んでまうかもしらん…笑」

きゅうと繋いだ手に力を込めながら
そこへ赤い顔を埋める淳太。

青「死んだらあかんで淳太、俺ら今、
誓い合っちゃってんから」

黄「んーふふ、せやね笑」

淳太はゆっくり顔を上げると、
一輪の花が咲いたかのような
柔らかくあたたかく華やかな笑みを見せた。

黄「もう俺はお前から離れへんよ。
やから流星も、俺のこと、離さんといてな？」

当たり前や、と言って淳太の指輪にキスをする。
そのまま強く手を引いて淳太の身を寄せ、
ベールを纏った淳太をしっかりと抱きしめた。

青「淳太は俺の全てやから。
一生離してやらへんよ」

俺の言葉に嬉しそうに微笑む淳太へ、
とびきり甘い口付けを交わした。

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