最高の君に告ぐ ページ31
[黄side]
黄「……っし、これでええか」
いつものようにファンの子へ向けた日記を更新し、
仕事に行く準備を始める。
最後に一言、ちょっぴり自慢してみたりして。
……ふふ、なんや俺、彼女みたいやな笑
アイツ気付くんかなぁ。
まぁ見てへんやろうけど。
でも別にそんなんどっちだってええ。
だって今日はずっと一緒におれて、
夜は2人で過ごせるんやもん。
青「何ニヤついてんの？」
黄「うおっ」
後ろから流星がのしかかってくる。
地味に重いけど、今日はまぁ許したろ。
黄「ふふ、今日1日、楽しくなりそうやなって」
青「え、これからあのロケなのに？笑」
黄「ふは、せやけど！笑
でも…流星と一緒なら、何でも楽しいよ」
青「…え、珍し、めっちゃデレるやん」
黄「今日限定な笑」
流星の頬にキスをして、
お前も準備してこい、と追い払う。
流星は嬉しそうに笑いながらのそのそと動き始めた。
〜・〜・〜
青「ただぁいまぁーー」
黄「あー疲れたぁ…」
ロケでは体を張りまくり、
午後の収録ではムチャぶりをされまくりで、
へっとへとになって帰ってきた俺たち。
とりあえず手を洗おうと靴を脱いで家に上がると、
後ろからぎゅっと抱きしめられた。
黄「ちょ、流星？
とりあえず上がろうや」
青「んーん、だめ。今俺淳太が足りてへんの。
今日1日一緒やったのに、
ずっとくっつけへんかったから」
黄「…なんやその甘えたな彼女みたいな発言」
青「彼女は淳太や」
黄「ひぁっ…んもー、分かったから！
くっついたままでええから、ほら、靴脱げって」
可愛いことを言ってくる流星につっこむと、
首筋をてろりと舐め上げられる。
求めてくれるんは嬉しいけど
そんなんしてたら俺の計画が台無しなので、
とにかく家に入れようと促せば、
流星は俺に巻きついたまま器用に靴をなおした。
黄「はい、手ぇ洗うでー」
洗面所について蛇口を捻ると、
流星はまた上手にハグしたまま手を洗う。
黄「、やぁもう、だーめ笑」
青「ええやろ」
黄「あかんって笑」
洗いながら流星は首元に鼻先を擦り付けてくる。
くすぐったくて身を捩っていると、
濡れた手が服の中に侵入しようとしてきた。
黄「ちょっ…ちゃんと拭けアホ！」
青「拭いたらええの？」
黄「そーゆー問題とちゃう！
…その、あともうちょっと、我慢してよ。
ちゃんと用意してんねんから」
ほんまは内緒にしたかったけど、と
小声で付け足せば、
流星は片側の口角を上げ
愛おしそうに頬にキスをした。
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ムイ(プロフ) - 素敵なお話ですね！無理言ってごめんなさい。ありがとうございました！ (2021年10月1日 16時) (
レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - ありがとうございます。改めてリクエストお願いします。休日に洗濯をしていた黄さんが、ベットのシーツを花嫁のベールに見立てて、二人だけの結婚式をしているところが見たいです。ぜひ秋さんの文章で拝見したいと思いまして…笑よろしくお願いします (2021年8月19日 23時) (レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - リクエストまだ受け付けてますか？ (2021年7月29日 20時) (レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
すずでぃ(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました！すごく好きで何回も読み返してます。これからも楽しみにしてます！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 9276d739d1 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - 秋さんの描く青黄の世界観が大好きです！ふたりの世界観がふっと浮かぶようで甘々な2人も裏ありも何度も何度も読み返してしまいます！どれだけ求め合っても足りないふたりと愛の紡ぎ方が愛おしいですね...!!これからも楽しみにしています。 (2021年5月21日 0時) (レス) id: fcef770958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2021年4月19日 17時
