一生、愛してる。3 [JW] [青×黄]

おうち時間 ページ28

[青side]


今日は俺も淳太も仕事が午後からなので、
午前中は家でまったりすることにした。

黄「りゅーせー、重い」

青「んー？ ふふ」

黄「んもー…ったく」

ソファでくつろぐ淳太の肩に
背を乗せる形でもたれかかる。
てきとーに笑ってたら、
淳太は軽くため息をついて
俺のお腹をぽんぽんとゆるく叩いた。

可愛い。

黄「、ん…今見てるから」

嫌やけどまぁお前ならええか、
みたいな許されてる感が嬉しくて、
顔を上げて淳太の頬に柔くキスをする。
が、ちらりともこちらを見ず
今度はあしらうように頭を撫でられた。

…最近の淳太は、
俺より契約したてのWiFiで見る色んな映画に夢中。

分かるけどさぁ、色々見れて楽しいんは。

やけど今、そっち優先します？
隣に俺がいるんですけど？

黄「、ちょっと、今見てるねんってば」

青「………」

起き上がって抱きつくと、腕を払いのけられる。
さすがにイラッとしたから
あからさまに不機嫌なオーラを出してみるが、
完全スルーで画面から目を離さない。

黄「、あっちょお！何す、んっ！？」

携帯をタップして動画を一時停止し、
そのまま奪い取ってクッションの方へぽいと放る。
やっとこちらに向いた淳太の顔を両手で包み
うるさい口を塞ぐように唇を押し当てた。

黄「……っ、！！
、は、ちょっとなに、んっ、……ふぁ、ん…っ」

舌を入れるわけでもなく唇を合わせ続ける俺に、
痺れを切らした淳太が肩をバシバシ叩く。
地味に痛いから1回離したったけど、
また騒ごうとするので
今度は深く甘いキスをプレゼントしてやる。
すると、淳太の力はすぐに抜けていった。

何十回何百回、
もしかしたら何千回とまでしてきたキスでも、
淳太は簡単にとろけてしまう。

黄「ん、ぁ…りゅぅせ、っ……ん、ふぁ……
…ふ、もぉ、何なんよぉ…」

キスをしながらソファに押し倒す。
たっぷり愛してあげてから口を離すと、
淳太はうるんだ瞳で見上げてくる。

付き合いの長い俺たちやけど、
淳太はいつまで経っても
深めのキスをすれば絶対こんなんなるねん。

かわええやろ。
俺のやからやらんけど。

青「…動画見るのなんかいつでも出来るやん。
今は俺とイチャイチャしよ」

素直に思いを告げて髪の毛にキスを落とせば、
淳太はポッと顔を赤く染めて
恥ずかしさと嬉しさが半々みたいな笑みを浮かべた。

黄「アホ。やったら最初からそう言えや。
…でも、俺も気付かんくてごめん」

頬に添えたままの俺の手に
淳太は優しく唇を触れさせた。

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