一生、愛してる。3 [JW] [青×黄]

楽屋4 ページ26

[桃side]


青「はよー…、」

桃「おーっす」

青「………」

緑「流星？何突っ立ってんの」

青「………」

緑「…なるほど」

桃「理解早っ」

緑「いや、のんちゃんの方が
俺より先に分かっとったやろ笑」

目を細めて笑う神ちゃんを抱きつぶす。
重いて！と言いながらゲーム機を手放さない
彼の肩でゆらゆら揺れながら、
神ちゃんが気付いた理由でもある
突っ立ってるでかい奴の視線の先に目をやった。

…心地良さそうですなぁ、
無い肩にもたれて眠る、流星の恋人さん。

でも別にはまちゃんも淳太も悪ないしなー、
平和な光景やもんなー、とぼんやり見ていたら、
流星が淳太にぐっとのしかかるように隣に座った。

黄「ん"…なに、しげ…？おもいって……
…、あれ、りゅーせぇ？」

青「……おはよ」

わお。
こっちからは流星の顔見えへんけど、
声で分かるな。めちゃくちゃぶすくれとんで。

黄「んー、おはよ…もう時間？」

青「まだやけど」

黄「あ、そうなん…
じゃあもうちょい寝させてもらうわぁ」

そう言ってあくびをして、
目を閉じながらまたもたれようとする淳太。
流星はその頭を自分の方へぐっと引き寄せた。

黄「んぇっ」

青「寝るならこっち」

言いながら流星は淳太の肩に腕を回す。
頭にやっていた手でくっと顎を上げて
じっと目線を合わせた。

黄「……ふ、なぁに、嫉妬？」

もう一度言う。
俺には今、流星の顔が見えへん。
つまり、角度的に淳太の顔は見えるってこと。

…ずるいぞ、あいつ。
柔い視線を送る瞳は眠気のせいか少しうるんでいて、
その上目遣いにふわりと上がった口角が合わさって
どことなく色っぽい雰囲気が漂ってる。

俺までちょっとドキッとしてもうたやん。

青「…さぁ、どうやろな」

流星も流星でなんや色っぽい声を出しよる。
楽屋が一気に甘い空気になって、
下からごくりと生唾を飲む音が聞こえた。
俺も注目していると、
流星は顎に当てていた手をずらし、
自分の胸元に淳太の顔を埋めさせた。

青「おやすみ」

流星が優しい声で囁くと、
淳太は静かに笑いながら寝息を立て始めた。

青「…ふふ」

流星は淳太の頭を撫でた後、
はまちゃんを見て、しげを見て、
淳太を抱きしめて、

青「これ、俺のな」

と言ってそのまま眠りに落ちた。

紫「…何でマウント取られたんや俺」

赤「俺なんか淳太が勝手に間違えただけやん！」

橙「めーっちゃ満足気な顔して寝とるしな笑」

やいやい騒がしい中で、
2人は仲睦まじく眠り続けていた。

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