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青「…………え！？」
少しの沈黙の後、
バカでかい声が返ってきた。
俺は恥ずかしくて顔を上げられなくて、
さらに向こうもそれ以降動きが無いので、
また長い沈黙が流れる。
痺れを切らして目線だけ流星へ向けると、
青「……やっばぁ……」
耳まで赤くして、手で口元を覆っていた。
マスクでほとんど見えへんけど、
かなり緩んだ顔をしているのがよく分かる。
青「何それぇ…ちょっと可愛すぎるわ淳太…」
黄「、っはぁ！？可愛くはないやろ！！」
青「いや、だって、
そんだけ俺が恋しかったってことやろ？」
黄「っ、そ、んなわけっ、
…なくは、ない…けど…」
また恥ずかしくなって顔を逸らすと、
いつものふにゃけた笑い声と共に
優しく包み込むように抱きしめられた。
青「んはぁ、俺ら、同じタイミングで
お互いを求め合ってたんやなぁ…
やば、超ラブラブやん笑」
黄「俺はめちゃくちゃ恥ずいけどな」
青「ふふ笑
なぁ淳太、今夜空いてる？」
黄「…明日朝早いから嫌」
青「夜は空いてんねんな」
黄「都合よく解釈すんのやめてくれへん？」
青「でも空いてるんやろ？」
流星は腕を少し緩め、俺と顔を合わせる。
青「俺は、今すぐにでも淳太が欲しい。
…淳太は？俺が欲しくない？」
まっすぐな視線といつもの笑みに、
どくりと胸が高鳴る。
ちくしょう。
そもそも全体的にお前のせいやのに、
ほんまにずるい。
黄「…ちゃんと脱いだ服なおせるならな」
青「、ん？何それ」
黄「…俺、別にお前のこと恋しかったんちゃうもん。
お前が服脱ぎ散らかしたまんまにしてるせいやもん」
青「……えー…っと、淳太？
1人でした理由さ、俺の服の匂いに、興奮したから…
とか、言わんよな？」
黄「…………」
青「…っはー…もーふざけんなってマジで」
黄「、ちょっ！？」
流星は緩んでいた腕にまた強く力を込め、
ぎゅうぎゅうと俺を抱きしめながら
俺の肩に顔をぐりぐりと埋め始めた。
青「無理、淳太、可愛すぎ。
俺この後普通にしてられる自信ない」
黄「はぁ？まだ収録あるんやから頑張ってよ」
青「じゃあキスして、そしたら頑張る」
黄「今仕事中やぞ」
青「楽屋でみんながおらん隙とかでええから、
おったら追い出せばええし」
黄「…お前なぁ〜…」
俺がため息をつくと、流星はニッと笑った。
青「今夜はたっぷり愛してあげる。
やから、覚悟しといてな？」
頭をポンと撫でて進んでいく流星を、
俺は明日の自分を心配しながら追いかけた。
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ムイ(プロフ) - 素敵なお話ですね！無理言ってごめんなさい。ありがとうございました！ (2021年10月1日 16時) (
レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - ありがとうございます。改めてリクエストお願いします。休日に洗濯をしていた黄さんが、ベットのシーツを花嫁のベールに見立てて、二人だけの結婚式をしているところが見たいです。ぜひ秋さんの文章で拝見したいと思いまして…笑よろしくお願いします (2021年8月19日 23時) (レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
ムイ(プロフ) - リクエストまだ受け付けてますか？ (2021年7月29日 20時) (レス) id: b618e4d071 (このIDを非表示/違反報告)
すずでぃ(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました！すごく好きで何回も読み返してます。これからも楽しみにしてます！ (2021年5月21日 6時) (レス) id: 9276d739d1 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - 秋さんの描く青黄の世界観が大好きです！ふたりの世界観がふっと浮かぶようで甘々な2人も裏ありも何度も何度も読み返してしまいます！どれだけ求め合っても足りないふたりと愛の紡ぎ方が愛おしいですね...!!これからも楽しみにしています。 (2021年5月21日 0時) (レス) id: fcef770958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2021年4月19日 17時
