一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

＊俺のやもん ページ39

[青side]


青「はよー…」

あくびをしながら楽屋へ入ると、
みんなからのツッコミをもらう。
適当に返しながらソファに座ると、
別のテーブルにいた淳太がとことことやってきた。

黄「おはよ」

青「ん、おはよ」

淳太はふわふわと笑いながら隣に座り、
俺の肩にぽすんと顔を乗せる。

黄「…ふふ笑」

青「…なんやねん笑」

黄「んーん、イケメンやなぁ、って笑」

青「えー、ありがとう？笑」

黄「んふふ笑」

桃「…っだー！！何やねんその甘〜い空気は！！」

紫「落ち着け望ー、もういつものことやんか」

でかい声を出して立ち上がった望を
はまちゃんがなだめる。

メンバーに助けられたあのケンカ以来、
外ではあまりベタベタしなかった淳太が
楽屋内でだけ甘えてくるようになった。

どうやら淳太はその一件で、
俺を他の人に取られたくない、
という気持ちが一層高まったらしく。

メンバー以外には秘密の関係やから
仕事はうまいことやってはるけど、
みんなの前では俺への所有欲を
隠さんようになってん。

黄「せやでのんちゃん、
俺ら恋人同士やねんから、別にええやん」

赤「はぁあ！！？
調子乗んなやジジイ！！」

橙「落ち着けしげ、あの顔はガチや。
煽っとるわけちゃうで」

赤「やから余計に腹立つんやろ！！」

黄「ふふっ笑」

淳太は優しく笑った後、
俺を見上げて愛おしそうに微笑んだ。

長い付き合いやけど、
今までツンデレ、
というかほぼツンばっかやったから、
こんなに甘えたな淳太はなかなか慣れへん…笑

青「…かわええな」

なんとか小さい声で返すと、
淳太は照れくさそうに頰を赤くして、
手をきゅっと恋人繋ぎで絡めた。

緑「淳太、かーわいいことしとんなぁ笑」

黄「そーお？」

緑「おん、俺のもんアピールすごいで笑」

黄「ふふ、だってそうやもん。
やろ？俺の流星？」

大きな瞳が上目遣いで俺を捉える。

紫「流星ー、顔ゆるっゆるやぞー」

青「え、やって、
みんなの前なのにこんなん、ずるない？笑」

黄「でもほんまのことやん」

青「んっは笑 照れるわ笑」

俺は淳太の顎をクイッと上げ、
反対の腕で抱き寄せ軽くキスをした。

青「俺は淳太のもんです。
…これで満足？俺の淳太くん」

淳太は顔を真っ赤にしながらも、
幸せそうに頷いた。

黄「流星、すき」

青「えー、俺もすきー笑」

きゅっと抱きついてきた淳太に
へらへら笑いながら返すと、
楽屋はまたガヤガヤと騒がしくなった。

2→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す