一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

5 ページ32

青「、へっ？」

先に顔を上げたのは流星。
ぽかんとした顔で
ゆっくり顔を上げる淳太くんを見つめていた。

紫「きれいにハモったな〜」

タカヒロはのほほんと微笑んでいる。

青「えっ、何で淳太が謝るん？」

黄「やって、俺が素直やないせいで
流星にもみんなにも迷惑かけてもうたし…」

青「そんなことない！」

流星は力強く言い放ち、
淳太くんの肩をぐっと掴んだ。

青「そんなことない、
淳太のことちゃんと気にかけてなかった、
気付けへんかった俺が悪いねん。
ほんまにごめん。
これからは共演者の方との距離感とか、
色々ちゃんと気ぃつけるから。
俺には淳太だけや、淳太以外ないねん、
やから…信じて」

言い切った流星は、
優しく淳太くんを抱きしめる。

こちらからは淳太くんの顔がよく見える。
こんなにメンバーに見られてるのに
俺たちは一切見えていない、
自分と流星だけしかいないかのように
流星の言葉に真剣に耳を傾け、
心を動かされているようやった。

黄「…うん、信じる」

ゆっくり頷きながら、
淳太くんは流星の背中に腕を回す。

黄「これからは俺もちゃんと言葉にするよ。
俺にも、流星だけやから」

幸せそうに微笑む淳太くん。
流星は腕を緩めて淳太くんと見つめ合った。

青「おん、ありがとう。
大好きやで、淳太」

黄「…お、俺も」

青「えっ、ちゃんと言葉にするんちゃうの？」

黄「今はみんなおるから嫌！///」

あっ、俺らの存在、覚えてはいたんですね笑

青「今はってことは、後でならええん？」

黄「っ、あーもう、ほんまお前嫌い！！///」

桃「だぁーっ、なんやねん！！
さっきまでめちゃくちゃ空気重くしとったくせに！」

赤「ただのバカップルやんけぇ！腹立つわぁ！」

望としげのヤジを皮切りに、
楽屋はまたいつものような騒がしさで包まれた。



〜・〜・〜


騒がしくなった楽屋の中。

自分たちから全員の目線が外れた一瞬の隙に、

黄「おれもすきやで」

中間が藤井の耳元で囁いた。

青「…！
ほんっま、可愛すぎるやろ！」

少し恥ずかしそうに頰を赤く染める中間を
藤井がぎゅうぎゅうと抱きしめ、
それを見たメンバーたちがまたいじり出し、
7人の楽屋は相変わらずの明るい声で
満たされていった。





ー ー ー ー ー ー ー
リクエストありがとうございました！

＊酔ったらどうなる？→←4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す