一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

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[緑side]


はまちゃんと共に走って追いかけると、
1つ下の階の端っこの階段に
淳太が丸まって座っていた。

紫「淳太！」

緑「大丈夫？どないしたんよ」

俺は隣に座り、
はまちゃんは回り込んで淳太の前に座る。

黄「…知らんもん、あんなやつ、知らん！」

淳太は自分の腕を強く握り、
その中に顔を埋めたままくぐもった声を上げた。
怒りの中に、どこか切なさを感じる。
俺は淳太の背中を優しくさすった。

緑「なぁ淳太、落ち着いて？
嫌なことあったなら、俺らが聞くからさ」

紫「せや！どんなことでも、
俺と神ちゃんがぜーんぶ受け止めたる！」

俺たちの言葉で、淳太はおそるおそる顔を上げた。

黄「…めっちゃアホみたいな話やけど、ええの？」

緑「もちろん。
それで淳太の笑顔が取り戻せるなら」

黄「…ふはっ、何それ、口説き文句みたいやん笑」

頰が緩んだ淳太に、
俺とはまちゃんは顔を見合わせて笑った。

緑「ふふ、じゃあ流星から俺に乗り換える？笑」

黄「んー、それもありかも？笑」

紫「えーっ、いやでも、
そんなんグループ内でドロドロなるやん！
さすがにそれは勘弁やぁ…！」

黄「アホ！真面目に受け取んな！笑」

緑「え、俺はマジでいけるけど」

黄「えっ、え、神ちゃんガチな顔せんといて？！」

緑「んははっ、冗談やって、じょーだん！笑
やって淳太には、俺よりイケメンで背高い彼氏、
ちゃんとおるもんな？」

3人で笑い合う中、淳太の顔を覗き込んで言うと、
淳太はぴくりと肩を揺らした。
少し唇を尖らせながら目を伏せる。

黄「……でも、あいつ、最低やもん」

緑「どんなとこが最低なん？」

優しく問いかければ、
淳太はゆっくりと顔を上げた。

黄「…流星さ、今度映画出るやんか。
その共演者の女の子で、
撮影後にちょっと仲良くなった子がおってんて。
ほんで昨日、流星と、その子と、
その子の友達何人かで出かけててんよ。
別に俺もそこまではええねん、
流星もちゃんと誰とどこ行くか言うてくれたし、
あいつ友達多いから出かけるんは悪いことやないし。
…やけどなぁ…」

緑「…うん。何があったん？」

黄「…流星な、その場におった女の子全員と、
ツーショット写真撮ったんやって」

緑「…え、マジで？」

黄「おん」

緑「うわ、最っ悪」

黄「やろ！？分かってくれる！？」

緑「うん、それは流星が悪いな」

紫「えっ、えっ？あかんの？」

緑「あかんやろ！
恋人おんのに他の子とツーショはない！」

紫「あぁ、そうかぁ…」

3→←＊ケンカ

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