一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

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そこから、色んな話をした。

俺が悩んでいた時の話、
隠していた頃の照史の話、
他のメンバーの話や、流星の話も。

照史は全部楽しそうに聞いてくれたし、
ノリノリでツッコミを入れてくれたりもした。

俺、ほんまにええ相方持ったわぁ。

橙「…ん、ヤバ、もうこんな時間なん？！」

黄「へ？あ、ほんまや」

橙「そろそろ帰ろっか」

黄「せやね。いっぱい話聞いてくれてありがとーな」

橙「いえいえこちらこそ。
淳太くんが流星にベタ惚れっていうのは
今日でよーくわかりましたわ笑」

黄「ん、恥ずいからあんま言わんといて？笑」

橙「かーわいー笑」

黄「うっさい、頭撫でんな笑」

笑い合いながら駅まで一緒に歩き、
それぞれの帰路へと着いた。


流星から、今日は2人の家にいると
連絡があったので、そちらへ帰ってくる。

黄「ただぁいまぁ…あれ」

ドアを開けると、玄関に流星が立っていた。

青「おかえり。…遅かったな」

黄「え、うん、でも一緒におったん照史やで？」

青「知っとる」

黄「…積もる話、してたからやで？」

青「ふーん」

流星は真顔のまま、俺が靴を脱いで家に上がると
行手を阻むように正面から抱きしめた。
いつもより腕の力が強い。

黄「…遅なってごめんな」

青「……」

黄「…妬いてんの？」

青「…心狭くてごめん」

そっと抱きしめ返すと、
低い声でボソリと呟かれる。

黄「謝らんでええよぉ。遅なったんは俺やし、
こうやって心配されるんは嬉しいし」

明るい声色で語りかけたら、
抱きしめる腕の力がふわりと緩んだ。
近くにある顔は、飼い主に怒られた犬のように
しょぼんと眉を下げていた。

黄「ふふ、かわええなぁ」

たまらず少し背伸びをして額にキスをする。
流星はむっと口を歪め、
お返しと言わんばかりに俺の頰に唇を落とした。

黄「…長いこと話し込んでた理由、教えたろか？」

青「ん」

黄「…今まで誰にも話せへんかった、
流星のノロケ話、聞いてもらってたの」

青「、へっ」

目を丸くさせる流星を、ぎゅっと抱きしめ返す。
恥ずくなってきたから、顔は彼の広い胸元に沈めた。

黄「やから、心配せんでええよ。
俺、多分、流星が思ってる以上に
流星のこと大好きやから」

青「…はぁ〜？ずっるぅ…」

頭上から流星のでろでろな声が降ってくる。
そのまま強く抱きしめ返された。

青「俺も、淳太が思ってる以上に
お前のこと愛してるから」

優しい声にそっと顔を上げる。
どちらからともなく、甘いキスを交わした。

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