一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

レア淳太 ページ11

[青side]


青「ただいまー…お」

黄「ん、おかえり」

家に帰ってきてリビングに入ると、
淳太がソファに座って本を読んでいた。
俺に気付いた彼はふわりと微笑み、
本を閉じてこちらへやってくる。

黄「雨大丈夫やった？さっき一瞬凄かったけど」

青「ちょうど駅着く直前まで降ってたわ笑
やから歩いとぉ時は大丈夫やったで」

黄「ふふ、ラッキーやね」

淳太は柔らかく笑いながら、
俺の脱いだコートを受け取ってハンガーにかける。
手際の良さがすごい。もはや嫁やん。

まぁ、そんなとこにもキュンとすんねんけどさ。

それよりも。

青「…これ、ええな」

黄「ん？ああ、久々にしてみてん」

俺が自分の目元をとんとんと叩くと、
淳太は眼鏡のつるに触れ、にっと笑った。

普段はコンタクトをしている淳太は、
家に一日いる時だけ、たまーに眼鏡をかける。
いちいちつけるんめんどいからかなーと
思っとったけど、そのわりには頻度は低い。
特に俺とおる時はあんませぇへんから、
淳太の眼鏡姿ってけっこうレアなんよな。

青「似合っとる。可愛いで」

頰をすりっと撫でると、
淳太は少し恥ずかしそうに微笑んだ。

黄「な、ご飯、食べよ。作ったから」

青「おん。ありがと」

照れ隠しにパタパタと動き出す淳太。
可愛いなぁと眺めながら、俺は席に着いた。


食事を終え、2人で洗い物をした後、
順番に風呂に入る。
先に上がった俺は、ベットに入ると寝てしまうので、
リビングでだらけながら淳太を待つことにした。

黄「お待たせ〜」

青「おう…て、あれ。眼鏡外したん？」

黄「んー…やって、もう寝るやん？」

青「えー、もうちょい楽しみたかってんけどなぁ」

黄「なんやそれ笑」

青「眼鏡淳太はレアやもん」

黄「…ふーん。そーかそーか」

俺の隣に腰掛けた淳太は、
満足げに微笑みながら頷いている。

青「…何？その反応」

黄「ん？なーいしょ」

ひひっと笑う淳太が可愛いと思うと同時に、
俺に何か隠していることが少し気に障り、
俺はぐっと淳太を抱き寄せ、首元に軽く噛み付いた。

黄「んっ…」

青「教えて？」

噛み付いたそこをてろりと舐め上げると、
淳太はびくっと反応を示す。

青「ふは、ええ反応」

黄「っ、うっさい…」

青「で？何が内緒なん？」

黄「んもぉ、そんなたいしたことちゃうのに…」

青「じゃあ教えてや」

黄「…ほんまにしょーもないで？」

淳太は1つ息を吐いて、俺を見上げた。

黄「…流星を、キュンとさせたかったのっ」

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