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愛の巣 ページ1

[青side]


駅に着いて、いつもとは違う方向へ足を向ける。

あー、なんや、テンション上がるな。

真っ暗かつ周りにあまり人がいないのをいい事に、
俺は気持ちのままスキップ気味に家へと帰る。


…んふ。
電気点いとる。

そらそうや、もう帰ってきとる人おるんやもん。
でも、ここが俺の家でもあるんや。

うわー、ヤバイ、顔のニヤケが止まらん。
マスク着けてて良かったー。

青「ただいまーあ」

明るい声を出しながら扉を開ける。
すると、奥の方からトタトタと足音が聞こえた。

ひょこっと現れたのは、
可愛い可愛い俺の恋人。

黄「おかえり」

俺が靴を脱ぎ終わったのを確認してから、
淳太は両手を広げてふわりと微笑んだ。

青「…んーっ、ヤッバ、幸せやぁ〜」

黄「ちょおりゅうせぇ、強いて笑」

ぎゅうっと強く抱きしめる。
淳太の楽しそうな笑い声が愛おしい。

青「やっぱ家買うて正解やったな〜」

黄「わかった、わかったから、
とりあえずリビング行こ?笑」

抱きしめたままゆらゆら揺れていると、
淳太が俺の肩をポンポンと優しく叩いた。

手を離し、2人でのんびりリビングへ歩く。
ご飯できてるで、と笑う淳太の頰にキスをすると、
顔を赤くして、もう!と俺の腕をはたいた。


今まで俺たちは、
お互いの家を行き来する日々を送っていた。

仕事終わりが一緒なら、仕事場から近い方に。
片方が先に帰ったなら、そっちの家に。
休日はなんとなく半々くらい。
みたいな感じで。

やけど俺は、指輪を贈ろうと決めた時、
2人で一緒に住む家を買いたいと考えていた。
一生添い遂げるなら、
やっぱ帰る家も同じ方がええやん。

費用も生活費も半々、
場所はお互いが暮らす家の丁度真ん中辺り、
スキャンダルに繋がらないよう
2人で一緒に過ごせる日だけ帰ってきて
他の日は今まで通り自分の家に帰る。

こんな感じできちんと条件を提示すると、
淳太はしっかりと納得してくれた。
そんなにちゃんと考えてくれるなんて
めっちゃ嬉しいわ、と言って笑ったあの顔は、
多分一生忘れへん。

お互いの家から荷物を少しずつ運んできて、
やっと整ったのが昨日の夜。
やから、この家で2人でゆっくり過ごすんは
今日が初めてやねん。

そらテンションも上がるわ!って話よ。笑


青「いただきます!
…ん、美味い!これ美味いで淳太!」

黄「ほんまぁ? 良かった笑」

青「おん、すごいなぁ。
ちゃんと作れてるんかちょっと心配やってんけどな」

黄「うっさいわ!笑」

あぁ、幸せや。

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作者名: | 作成日時:2021年1月15日 9時

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