I love you forever ページ49
[黄side]
青「じゅーんた。なにしてんの」
ベットのふちに腰掛け、
ベランダの方を向いてぼんやりしていると、
流星が後ろからのしかかってきて柔らかく微笑んだ。
黄「…ふふ、眺めててんよ。
朝日にかざすと、ほら、綺麗に輝いとるから」
流星に促すように左手を見せる。
指輪に埋め込まれた小さな宝石が、キラリと輝いた。
青「…たしかに、綺麗やわ」
黄「流星のも見せて？」
青「…ん」
流星は自分の左手をゆるりと持ち上げ、
俺の前に持ってきた。
流星の雰囲気にぴったりな淡い光を放っている。
黄「…うん、綺麗。
ふふ、流星ってやっぱセンスええよな」
青「まー、否定はせんけど笑
これに関しては、俺と淳太が運命やからやと思うで」
黄「その表現かゆいわぁ笑」
青「そお？笑」
俺の指輪に輝く宝石は、イエローダイヤモンド。
流星の指輪に光る宝石は、ブルーダイヤモンド。
天然もののダイヤモンドでも、
色付きのんがあるらしい。
流星が指輪にお揃いの何かを入れようと
色々調べてる時に、知ったことなんやって。
ちょうど俺らのメンバーカラーで、
流星は これや！って思ったんやと。
さらに、石言葉というものもあるらしく。
イエローダイヤモンドは、笑顔。
ブルーダイヤモンドは、幸せ。
淳太の笑顔で俺は幸せになって、
俺が幸せやと淳太は笑顔になってくれる。
そんな俺らにぴったりやろ？
と、流星はドヤ顔で語っとった笑
そんで、まさに運命やんか、と微笑んだ。
そんな歯の浮くようなセリフ、
よぉ現実で言えるよな！？
さすがの俺でもびっくりしたもん。
…まぁ、きゅんとしてんけどさ笑
指輪というそれだけで特別な贈り物に
より特別さを出してくれる辺り、
流星って最高の彼氏よなぁって思う。
しかも、彼のサプライズはこれで終わらんかった。
指輪の裏側には、同じ刻印が入っとる。
それは、『I love you forever』という文字。
淳太と過ごす日々の中で、
何があっても絶対変わらへんことやから。
俺の胸にも、淳太の胸にも、
俺らの象徴であるこれにも、
刻んでおきたかってん。
流星は力強く、そう言ってくれた。
黄「…ねぇ流星？」
青「ん？」
黄「…俺のこと、一生離さんといてな」
彼の指輪をそっと撫でると、
ぎゅっと抱きしめられた。
青「当たり前やろ。淳太は一生俺のもんや。
ほんで、俺は一生淳太のもんやから」
甘く優しい笑みを浮かべる流星に、
俺はにっと笑い返した。
なぁ、淳太。
なぁ、流星。
一生、愛してるで。
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とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです！続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (
レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です！これからもずっと読ませてください！ (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2020年11月6日 22時
