2人でおったら、何があっても大丈夫 ページ47
[青side]
その日の晩と翌日は、
2人で甘い時間を過ごした。
その次の日、つまり今日は、7人での仕事や。
俺は家に荷物を取りに帰った淳太を見送った後、
指輪を右の薬指にはめ、仕事へと向かった。
青「うーっす」
楽屋へ入ると、すでに全員そろっていた。
まぁ廊下にも声聞こえとるから、わかっとったけど笑
緑「おはよ、流星」
青「はよー」
奥のソファに腰掛けると、
神ちゃんがこちらへ来て、俺の手をじっと見つめた。
緑「流星、指輪つけてるやん」
青「おん、ええの見つけてん」
緑「ふーん… なぁ淳太ぁ、流星の指輪、
淳太のんと同じブランドちゃう？」
青「、へ？」
神ちゃんは向きを変えて少し声を張った。
…今、なんて？
俺もゆっくりそちらへ顔を向けると、
椅子に座る淳太の右手の薬指に、
俺が渡した指輪が輝いていた。
青「…な、んで、」
淳太は普通な素振りで、せやで、と言った。
緑「あ、やっぱ一緒なんや。
ええよなーそこのブランド、
俺もちょっと気になってるのあるねん、
結構高いから悩んどるけど」
俺が見つめたまま固まっていると、
淳太はにこっと笑って立ち上がった。
黄「せやんなぁ、わかる、高いよな。
俺も自分でやったらよぉ買わんもん。
これは流星がくれてん」
青「、えっ、は？」
え、え、何これ、どういう状況？？
俺が1人で混乱しているのを気にする様子はなく、
淳太はこちらへ向かってくる。
緑「あ、そうなん？ 遅めの誕プレ？笑」
黄「ううん、ちゃう笑」
桃「誕生日でもないのにお揃いって、
お前らほんま仲ええなぁ笑」
黄「ふふ、まぁな笑」
桃「何やその意味深な笑い方！笑
まさかお前らマジで付き合ってんのか〜？笑」
黄「せやで」
桃「、えっ」
青「へっ、は？」
淳太の言葉に、みんながシンと静まる。
思わず立ち上がった俺の隣に淳太は並び、
黄「俺と流星、付き合ってるねん」
まっすぐ言い放った。
赤「っ、はぁあ！？」
桃「嘘やろ、マジで！？」
みんなが思い思いに叫ぶ中、
小声で淳太に 何で、と尋ねる。
すると淳太は、俺の手をきゅっと握った。
黄「…2人でおったら、何があっても大丈夫。
…なんやろ？」
そっと見上げる瞳は、言葉に反して揺らいでいる。
握られた手も、少し震えていた。
青「……」
淳太は、決心してくれたんや。
それなら。
黄「、りゅうせ、」
俺は手を恋人繋ぎに変えて、強く握り返す。
青「おう。絶対、大丈夫や」
淳太を全力で支えるのが、俺の役目やろ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです！続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (
レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です！これからもずっと読ませてください！ (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋 | 作成日時：2020年11月6日 22時
