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重ねた俺の手を、
淳太はきゅっと握った。
黄「俺は、いくら傷ついたって、嫌われたって、
全然かまわへん。
そんなんに負けへん自信あるし、
俺のこと応援してくれてる人のために頑張れるから。
でも、流星にそんな目にあってほしくないねん。
晒されて、こそこそ悪いように言われて、
笑われて、傷つけられて…
そんなん想像しただけでも吐きそうになる。
俺は流星が1番大好きやし1番大切やから、
たとえメンバーでも、
流星を傷つけるんは許されへん。
もちろんメンバーのことは信じてる、でも…
…不安は消えへん、やから、
俺はメンバーにも付き合ってること
言いたくなかってん。
そんで、そんな気持ち捨てられへんのやったら、
たとえ好きでも、
流星を俺が縛るわけにはいかへんって、
やから、…別れよう、って、言った」
はあっ、と、言い終えた淳太は
大きく息を吐いた。
…お前、ほんまに…
青「…淳太」
ほんまに、あほやな。
黄「、りゅうせい…」
淳太に握られた手を、俺は強く握り返した。
青「そんなん、俺のことばっかりやんか。
自分のこともちょっとは考えーや、あほ。
…俺やって、淳太に傷ついてほしくないよ。
守りたいって、ずっと思っとるよ。
でも、…悔しいけど、
俺1人やったらお前のこと守られへん。
やからメンバーには知ってもらって、
一緒に淳太を守ってほしいんや。
俺は、あいつらは絶対、
淳太のこと傷つけへんって信じてるから」
俺の言葉に、淳太は暗い顔でうつむく。
青「…この考えに俺と淳太で違ってるんは、
俺は全然ええことやと思ってる。
やって、それだけいっぱい考えて、
お互いを大切に思い合ってる証拠やろ？
俺のことを1番大好きで1番大切って、
かなり熱烈で嬉しかったで」
頭をぽんと撫でて微笑むと、
淳太の瞳はこちらを向いて恥ずかしそうに揺れた。
青「…やからさ、大丈夫やって。
俺と淳太は、お互いに守り合ってる。
俺も淳太を傷つけられるんは許されへんけど、
でも、淳太には俺がおって、俺には淳太がおるから、
…んあー、なんや、上手く言われへんけどさ！
…俺らは、2人でおったら、何があっても大丈夫や」
向き直して、淳太の瞳をまっすぐ見つめる。
青「…中間淳太さん。
誰よりも何よりも、貴方を愛しています。
俺と、もう一度付き合ってくれませんか？」
大きな瞳から、大粒の雫がぽたりと溢れる。
黄「…っ、お願い、します…！」
ぼろぼろと涙を流しながら微笑んだ淳太を、
俺はしっかりと抱きしめた。
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とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです！続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (
レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です！これからもずっと読ませてください！ (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2020年11月6日 22時
