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わざと鼻が当たるくらい
顔の距離を近付ける。
そのまま動かずに
じっと見つめ続けていると、
淳太は頰を赤く染め、
なんやねん、と言いながらふっと顔を逸らした。
青「あ、顔逸らした! 淳太の負けや笑」
黄「はぁ?笑 そんなゲーム始めた覚えないわ笑」
青「んふ笑 とにかく、淳太の負けやからぁ、」
笑いながら淳太の耳元に顔を寄せ、
青「言って? 今、してほしいこと」
誘うような声で囁いた。
黄「っ、!?」
びくりと反応した淳太は、
赤い顔のままこちらを見上げる。
青「あるやろ?」
黄「…別に、ないし」
強がって口を尖らせる姿が可愛らしくて、
つい口元が緩んでしまう。
青「素直にならへんのやったら、
ずーっとこのままやなぁ」
抱きしめる腕を先程より少し力を強め、
淳太のおでこへ自分の額をこつんと当てる。
少し悔しそうに頰を膨らませる淳太が可愛い。
黄「…ったく…
んーでもまぁ、それもありやけどな?」
青「えっ」
そう言ってくすくすと笑いながら、
淳太は俺の背中に腕を回した。
なんやそれ、可愛いこと言うなや。
黄「…流星、ちゅうして?」
淳太は上目遣いで俺を見つめ、甘い声を出した。
青「…嫌や」
黄「なんでやねん!笑 それはもうええわ!笑」
青「んはは、言いたかっただけ笑」
キレキレのツッコミをして笑う淳太に、
優しく触れるだけのキスをする。
唇を離しても顔の距離は近く、
どちらからともなく笑い声を上げた。
青「ヤッバ、今の俺ら、
めちゃめちゃバカップルちゃう?笑」
黄「なんやお前、気付いとらんかったんか笑」
ケラケラと笑う淳太は、
本当に俺にキスしてほしくて、
自分がどんな態度を取っても俺はキスするという
ことをわかっていたんやろう。
結局、この人の手の平の上で転がされとったんや。
青「…いやぁ、知っとったわ笑」
まぁ、俺はそれが幸せやねんけどな。
楽しそうに笑う淳太が、愛しくてしゃあないから。
青「せっかくやし、このままベット行く?」
黄「何がせっかくやねん笑」
青「ええやん、もっと幸せに浸ろうや」
なんやその言い方笑、と笑いながらも、
淳太の瞳の奥はとろりと甘い光を宿している。
もう一度触れるだけのキスをすると、
背中に回っている淳太の腕が
きゅっと力を強めた。
さぁ、
たっぷり愛し合おか。
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とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです!続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です!これからもずっと読ませてください! (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです! (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:秋 | 作成日時:2020年11月6日 22時