寝顔 ページ31
[青side]
今日は7人での仕事。
いつものように楽屋でダラダラしていると、
気がついたら俺と淳太だけになっていた。
青「あれ？ みんなどこ行ったん？」
黄「トイレとか飲みもん買いに行ったりやけど、
みんなちゃんとそう言って出てったで？笑
聞いてなかったん？笑」
青「おん」
黄「おんちゃうわ笑」
ころころと笑う淳太が可愛い。
椅子に座っていた淳太は立ち上がって、
ソファに沈み込む俺の隣に腰掛けた。
青「何？ 甘えたくなった？」
黄「んーん」
淳太はゆるく首を振ると、
そのままこてんと俺の肩にもたれた。
黄「なんか、眠くなってきちゃった」
青「寝んの？」
黄「ん…」
青「ええけど、みんな戻ってきたら
なんか言わへんかな」
黄「寝てるだけやったら大丈夫やろ…」
そう言いながら淳太はゆっくりと目を閉じた。
ほどなくして、整った寝息が聞こえてくる。
青「…ずるっ」
天使みたいに綺麗で可愛い寝顔を見下ろしながら、
ボソリとこぼす。
…めっっちゃキスしたくなるねんけど、
その瞬間にメンバー来たら終わりやんか。
君は眠れて心地いいかもしれへんけど、
俺だけ生殺しな状態なんですよ。
緑「もー、のんちゃん重いって！自分で歩いてー」
桃「俺自分で歩かれへんもぉーん」
緑「んもぉー笑」
ドアが開くと、
でっかい赤ん坊と神ちゃんが入ってきた。
2人に小声で 静かに、と声をかける。
それに気付いた2人は、
そっと近づいてきて淳太の顔を覗き込んだ。
桃「…淳太、寝てんの？」
ひそめすぎなくらいの小声で尋ねる望。
青「眠くなってきたから肩貸せって言われてん」
緑「…淳太、最近忙しそうやもんな」
神ちゃんが淳太の頭をそっと撫でていると、
ちょうど後の3人も元気よく帰ってきた。
しー、と口を揃えて人差し指を立てると、
しげが目を見開きながら小走りで近付いてくる。
赤「…じゅんたぁ、ねてんのぉ？」
望と同じこと言うとんな。
こいつの方が子どもっぽい言い方やけど。
緑「疲れてるんやろうから、静かにしといたりや」
赤「おん」
にこにことニヤニヤの間くらいの笑みを浮かべ、
しげはその場を離れてはまちゃんに絡みに行った。
他のメンバーも少し声を抑えめで話しているが、
結局の所そこそこうるさい。
まぁ俺ららしいよな。
淳太も起きる気配ないし、ええか。
青「……」
…なんや、寝顔見とったら俺も眠なってきたわ。
淳太の寝息に誘われるように増していく瞼の重みに
俺はそっと身を任せた。
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とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです！続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (
レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です！これからもずっと読ませてください！ (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2020年11月6日 22時
