嫉妬2 ページ12
[黄side]
前に俺が言ったこと、覚えてる？
流星は最近メンバーに嫉妬しなくなった、って。
…その、はずやった。
[青side]
今日は7人での仕事。
俺が楽屋に入ると、すでに淳太としげが来ていた。
赤「じゅんたじゅんたじゅんたじゅんた！！」
黄「なんやうっさいな」
赤「ぐふっ、呼んでみただけぇ〜！」
黄「なんやねんそれ！てかその顔やめろ！」
バカにしたようなイカれた目付きで
淳太を覗き込んであおるしげ。
そこからまたいつものように
ぎゃあぎゃあと騒がしく絡んでいる。
見慣れた光景なので、俺は特に気にすることもなく
ソファに寝転がった。
すると。
黄「、ぁっ…」
突然淳太の甘い声が聞こえた。
驚いてそちらを向くと、
しげは淳太を後ろから抱きしめていて、
淳太は右耳を両手で押さえて真っ赤になっていた。
青「、えっ、何？ しげ何したん？」
立ち上がって2人に近づくと、
しげは数回まばたきをした後、
ニヤリと笑った。
赤「…淳太、耳弱いん？」
青「えっ？」
黄「違っ…ちょ、しげぇっ…！」
しげは淳太の手を強引にどかし、耳を軽く食んだ。
淳太は恥ずかしそうに吐息を我慢している。
それにそそられたのか、しげは耳を口に含みながら
淳太の首筋に指を這わせた。
すると淳太はさらに体を震わせ反応する。
…待て、待て待て待て。
青「おいこら、落ち着けしげ！」
しげを羽交い締めにして淳太から引き剥がす。
するとしげは妖しく光らせていた瞳をハッとさせ、お、俺…？ と困惑した表情を浮かべた。
青「…何があったん？」
赤「いや、ちゃうねん。ふざけて淳太の耳を
軽く噛んだら、なんかすごい反応返ってきたから…
うわぁ最っ悪や！ 俺淳太に興奮してもうたん！？」
しげは真っ赤になって頭を抱える。
ちらりと淳太に目をやると、
口元を両手で覆ってうつむき、震えていた。
そっと覗き込むと、恥ずかしそうにうるんだ瞳が
こちらを見上げてくる。
俺は淳太の肩に優しく手を回し、
落ち着かせるようにぽんぽんと頭を撫でた。
赤「…てかこれ、淳太が悪ない！？
お前がヤバイ色気放つせいやろ！？」
黄「はぁ！？ そんなもん放っとらんわ！」
赤「いや淳太のせいやって！」
青「しーげ！ とりあえずお前、謝ろうや。
やりすぎたんはお前やろ」
赤「っ、…じゅんたぁ、ごめん」
しゅんとして謝るしげに
淳太は優しくため息をついて、ええよ、と返した。
…そんな簡単に許せるんや。
ほんま、お人好しすぎやろ。
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とも(プロフ) - いつも更新を楽しみにしていました。かわいくてもどかしくて少し悲しくてでも愛に満ちていて、読んでいて幸せでした。大好きです！続きがあるとのこと、お待ちしています。 (2021年1月10日 17時) (
レス) id: ecd8d176d9 (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ (2021年1月10日 2時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
とんとん(プロフ) - あ、 、、ちょっと泣きそうになりました...ほんとに大好きなお話です！これからもずっと読ませてください！ (2021年1月9日 7時) (レス) id: 5329dbae7e (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - この後の展開も楽しみです！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 22d3e69b05 (このIDを非表示/違反報告)
じ ゅ が 。(プロフ) - 喧嘩のとこで別れた時は本当に泣きそうになっちゃいました 笑 仲直りして 、 結婚までいけて嬉しすぎます 笑 つい感情移入しちゃうぐらいリアルでとてもきゅんきゅんします 笑 有難う御座いますっ (2021年1月8日 19時) (レス) id: 2da2fede4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋 | 作成日時：2020年11月6日 22時
