01 ページ2
『ふぁ〜』
今日も変わらない一日の始まり。
『めんどいわ〜』
そう歩いていると後ろから背中を押された。
神「しげ、おっはよ!!」
こいつは神山智洋。俺の相方。小学生の頃からの仲。
『神ちゃん、力入れ過ぎやって』
神「ごめんごめん(笑)」
あ、俺は重岡大毅。明成学園高校に通う高2。
部活はサッカー部。
神ちゃんと2人で話しながら登校していると、前の方が騒がしくなった。
神「あ、やっぱりAや!」
『ほんまやなー』
俺らの前に群がる女子の中心には、長い髪をポニーテールにくくりあげ、長身の女子がいる。
神「やっぱAは人気やなー」
AA。女子から人気のある俺と神ちゃんのクラスメート。男子とも仲がいい。
運動も勉強も出来る。しかも、誰にでも優しい。
だから、Aを狙っている男子は多い。
先輩、後輩からも好かれてるしな。
神ちゃんがAの方へ走っていった。
神「Aおはよー!」
「あ、神ちゃん!おはよー」
Aは神ちゃんに微笑んだ。
「あ、重岡!おはよー」
Aは俺に気づいて、神ちゃんと同じように微笑んだ。
『おはよ』
すると後ろから声がした。
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふじのなお。 | 作成日時:2015年2月24日 12時