赤緑の花束_2

❀ ページ25

赤side





まさかの残業になってしまった。
もういい時間やし、今飲みに行ったとしてもすぐに帰れるかな


指定された飲み屋。
座敷で飲んでるみたい



赤｢…お疲れ様で、、す｣



襖みたいなんを開いて部屋を見渡す

淳太は…あ、奥で楽しそうにしてるわ



桃｢あー、シゲおっそー｣



呼ばれた方を振り返ると小瀧と……もう一人が目に入った。

小瀧に寄ってかかっている子

は？こんなやつ同じ部署にいたっけ……



赤｢あれ、小瀧……｣


桃｢残業やったん？ほんま遅いわ〜｣


赤｢お前営業部やろ｣



もう酔ってるらしい、
フレンドリーなのはいつもやけどやっぱなんかちゃうな



赤｢これは？｣



小瀧の隣に座って眠ってるこの顔を覗く
見たことあるような……


桃｢な〜かわいーやろ？笑｣


青｢神ちゃん、シゲ来たで？｣


赤｢へ？｣



神ちゃん…？
え、ん、、、はぁ？…神山………？？



テーブル見ると置いてある黒縁の眼鏡


確かに言われてみれば……
神山やな、、

それにちょっと可愛い……って…


まぁ、喋らなければいい顔してるし、



流星が体揺らすとうとうとしてた神山が目を開ける



緑｢りゅうせ……｣



ほっぺた赤くしてる神山
しれーっとした目でそれを眺めてると細く目を開けてた神山と目が合う。



にこ、

って笑って



緑｢せんぱいや、｣

って言ったらまた小瀧に寄ってかかってしまった




.




飲み会も早くに上がって家に帰ってきた


風呂入って、もう寝るだけ。
スマホをいじって時間を潰す

ピンポーン

家のインターフォンが鳴る

こんな時間に……



赤｢はいはーい……｣



ドアを開けると流星と小瀧……に肩を持たれてる神山


赤｢は？｣


桃｢ごめーん、神ちゃん預かってやー｣


赤｢なんで？嫌よ｣


桃｢はーい、｣

そう言って小瀧が神山の肩をこっちに持たせてきた


赤｢なぁ、まじで無理や！
コイツあんまり好きやないし…｣


桃｢つべこべ言わんで！｣


青｢神ちゃん、シゲの事大好きって言ってたで？｣




流星までもそんなこと言って…


ん？

好きって、？



桃｢ほなな｣


赤｢な、ちょっ！ほんまにおいてく？｣


追いかけようとしても神山がこっちにもたれてるせいで無理



赤｢……ん、なぁ…｣


まじか、



.

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