東海オンエアの「おんなのこ！」

〇28 ページ29

虫眼鏡side


30分後

て「ただいまー」

『おかえりてっちゃん。ありがとね！』

て「平気よー」

『今日さこのあとなんかある？』

て「え？ないけど」

『ちょっと話したいことあるんだよね』

て「え、なんかあった？」

『まぁご飯食べてから話すよ。』

と、言いながら玄関から向かってくる。

『りょう！虫さん！ゆめまる！手伝って！』

り「はーいよ。」

と「まって俺は？？」

て「俺もだよ！」

『2人に料理させると怖いんだもん！』

て「どこが！」

『もーいいから2人は机片付けてて！』

とて「はーい…」

さすがですね。としみつとてつやはAの言うことならなんでも聞くんです。

__
夕食後

『ちょっときてもらってもいい？』

り「あぁー。そういえばどうした？」

『ちょっとお話があって…とりあえず座って。』

なんのためらいもなく座るてつや。とても不安そうな顔をしてる。

と「んでどした？」

『すごい単刀直入に言っちゃうと･･･』

『東海オンエアを辞めたいなって。』

て「え。」

と「は？」

知っているこっちでさえびっくりしてしまう。

うそでも聞きたくないからね。この企画考えたの僕だけど。

り「なんで？」

『今まで女子1人でやってきて楽しいしみんな大好きなんだけどさ、登録者が増えるにつれてやっぱりよく思われてないなってすごいわかるしいないほうがいいかなって。みんな面白いのにうちが足引っ張っちゃっててさそれなら抜けて6人の面白い動画の方がいいのかなって。』

これ僕が考えたんです。
リアルですよね。

と「Aはそれでいいわけ？」

『自分の中でも葛藤はあったし負けたくないって思ってたけど、でもうちは東海オンエアが好きだからうちがいない方が面白いならそのほうがいいかなって言う決心はついた。』

り「てつやはどう思う？」

さぁてつやどうする？？？


て「Aが辞めるなら俺もやめる。」

て「そのくらいAは東海オンエアにとって必要な存在だから。コメント欄で言われようがなんだろうがこの7人でやる東海オンエアが好きだし。でももしそれでAに何かあったとしたらちゃんと守る覚悟はある。それは結成したときからおもってたことだし。」




て「だから…辞めないでくれ。」




そういって泣きながら頭を下げるてつや

〇29→←〇27

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す