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−Aside−
横「じゃあ、Aちゃんは今日
歯科・歯科口腔外科の
手伝いに回って貰おうかな」
A「はい！分かりました」
するとその会話を聴いていたのか
渋谷さんがこっちにやって来る
渋「歯科担当って...ヒナやろ？
1人で行かせて大丈夫なん？」
ヒナ...
もしかして、昨日は忙しくて会えなかった
村上さんのことかな
横「せやから、俺も途中まで一緒に
行くとこなんや」
渋「ああ、そう」
なんのことだろう？
でも私のそんな疑問も
すぐに打ち消されることになる
2人で廊下を歩き
とある扉の前へと辿り着く
扉の上の表示板には「歯科・歯科口腔外科」
ガラガラッ
横「ヒナー、昨日入った新入りのコ
連れて来たでー」
A「あ、えっと紹介が遅れました
八代 Aです！よろしくお願いしま...」
村「ハァー...」
...ため息？
村「俺は村上 信五、ってもう知ってるか」
A「はい、有名な医師の方なので...」
村「ちゃうやろ」
...え？
横「ちょ、ヒナ！いくら病院のこと
真剣に考えてるからって...」
村「どうせ...八代さんも
あいつらと同じなんやろ、もとは」
A「あい...つら？」
一体、なんのこと？
村「もうええわ
とりあえず今日は適当に仕事回すで
...あんたの実力見さしてもうたろか」
A「...はい」
村「ほんじゃ、そろそろ診療始まるし
ヨコ受付空けといて
あと予約4件入ってるから
整形外科の錦戸と内科の大倉に
準備頼んどいて」
横「分かった」
......でもやっぱりすごい医師、だよ
こんなに仕事テキパキ回して
指示も的確でーーーーーー
それが本心なのに
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作者名：トン助。 | 作成日時：2015年4月17日 22時
