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−Aside−
次の日
今の時刻は6時
なかなか早い時間に集合だったけど
なんとか辿り着いた
昨日はなんだか緊張しちゃって
上手く皆さんと話せなかったけど
やっぱり元気が1番だよねっ！
そう思って、弾みよく扉を開ける
ガラガラッ
「おはよーございます！！」
シ...ン
あ、あれっ？
誰もいない...まさか時間間違えた！？
いやいや！
まだ言われた時間より30分も早い...
安「あっれーAちゃん！
結構早く来たんやね」
「安田さん！」
奥の扉から、安田さんが顔を出す
安田「ごめんごめん！
俺らちょうど朝飯食っててん、
皆この中におるで！」
「えっもう皆さんいらしてるんですか！？
一体何分前に...」
安田「そうやなぁ、今日は
カルテのチェックが入ってたから
1時間前にはおったな」
さ、流石ベテランの医師は違う...
私も見習わなくっちゃ！
私が感心してる間にも、安田さんは
慌ただしく奥へと入って行った
大倉「お、Aちゃんおはよ〜」
続いて奥から大倉さんも出てきた
「おはようございます！」
大倉「あ、そうそうさっそくこれ着替えて」
そう言って渡されるのは、ナース服
私の初めて着る病院の衣装...なんだか新鮮だな
「ありがとうございます」
私は部屋の隅に行ってちゃちゃっと着替えた
ん？...このナース服ぶかぶかだ
サイズはMっぽいけど
それでも大きいだなんて悲しすぎるよ...
大倉「あれっサイズ大きかった？
ほんなら、他の探してくる」
奥から見ていた大倉さんが
私に声をかけた
「えっいや大丈夫です！
少し大きいくらいなんで...」
私が思わず見栄張ってそう言うと
大倉さんは、ちょっと笑って
大倉「いやそれ少しじゃないねんて
小さいの探してくるから待っててや！」
そう言ってすぐにワンサイズ小さいのを
持ってきてくれた
「すいません」
大倉「別にこれくらいええって」
「......まあでも、さっきのあれはあれで
可愛かったけどな」
「...え？」
大倉「なんでもない！じゃあまた後でな〜」
大倉さんはニッと笑って
部屋の奥へと入って行った
最後、何か言ってたような気がするけど...
まあいっか！
それより早くこの病院のシステム
覚えていかないと
しかも今日は休日
絶対診療多いだろうな
なんせここのイケメン医師目当てで
来る患者さんってすっごく多いんだもの
まあ、私とそんな奴ら
一緒にしないで欲しいんだけど、ね
「よし！」
新たな私の看護師生活物語が
始まっちゃう予感！
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作者名：トン助。 | 作成日時：2015年4月17日 22時
