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−大倉side−(凹凸コンビでtalk)
「......ら、大倉!!」
「うわぁっ!?
なんやねんヤス!いつ入ってきたんや!
驚かせんといて!!」
安「何ゆうとんねん驚いたのこっちや!
10回くらい呼んだんやで?」
「あ、ごめんボーッとしてた...んで用は?」
俺がそう言うと
ヤスはわざとらしいため息を吐いて言った
安「さっきの患者さんのカルテ
持ってこいゆうたの大倉やろ!」
「え!?あーそうだったなぁ!
ありがとヤス!」
あかん、何か最近集中出来へんわ
ちゃんとせんと...
安「どうしたんや」
ヤスはそう言うと、もう一つの席に
ガコッと腰を下ろした
今は丁度休憩の時間だったから
患者も入ってこない
「どうしたって、何もあらへんよ」
安「何もないわけないやろ
ここ最近、なんだか
ボーッとしてること多いで?」
「気のせいや」
安「そう...時期はAちゃんが
ここで働き始めたぐらいから」
「ッ!? ゲホッゴホッ...」
俺は飲みかけていたコーヒーでむせた
なんでか突然
別にそんな気にしたつもりやなかったのに
安「なあ大倉...俺思うねんけど」
「何」
安「大倉、Aちゃんのこと
気になってるんとちゃう?」
「え...?」
俺が、Aちゃんを?
「そんな深く考えたことなかったなぁ〜」
安「...もっと自分の気持ちに
正直になった方がええと思うで?
Aちゃん結構印象ええし
そのうちとられるかも」
「は、え?」
ヤスは意味不な言葉はを残すと
席を立って、片手をヒラヒラさせながら
部屋を出て行った
「ちょ、え?」
俺ってAちゃんのこと...
しかもとられるって...
「どうゆうことやねんっ!」
.
その頃の廊下では
安「大倉、鈍感過ぎw」
ヤスが1人クスッと笑っていた
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作者名:トン助。 | 作成日時:2015年4月17日 22時