落とし穴 ページ15
ながらくお待たせしてすいませんでした。
ーーーーー
Aは狼の顔で笑った。
それと同時に岩川はAの腹を思いっきり蹴る。
見事みぞおちに蹴りを喰らったAは鈍い音を響かせ吹っ飛んだ。
岩「くっ、来るなぁ！」
勿論、これは演技である。しかし、いくら演技であろうと蹴られたのは事実。痛みも本物である。
こっ、こいつ！！！本気で蹴りやがって！
腹の痛みと今にも吐きそうな気持ち悪さに悶えながらも岩川をにらむのを辞められない。
マジ、こいつ、ぶっっっ殺してやる。
岩「ヒッ！(いや、これ演技じゃないだろ。死ぬか？俺。)」
ゆらり、とどうにか立ち上がる。立ち上がるといっても四足歩行だが。
岩「う、うわあああああああああ！！！！」
岩川は恐怖の顔を張り付けながらドアを勢いよくあけ飛び出す。正確にはこけながらだが。
一瞬、岩川と目があった。
そんなことしなくても分かってるっつうの。(#^ω^)」
間発入れずに岩川を追いかける。怒り狂った猛獣を演じながら。
ダッ
勢いよく廊下に踊り出る。長い廊下。
岩「っ！！助けて・・・。」
変な走り方をする岩川を追いかける。
その先には曲がり角。
約二か月ぶりにその角を曲がる。
その角にたどり着くのは一瞬だった。いつも、いつも見ていた角、走れば一瞬でつくのに届かなかったその角。
ようやく、ようやくその角を曲がれる。逃げれる。会える。家族に。
ドクンッ！！！
心臓が跳ねた。
角を曲がって視界が晴れた瞬間。嫌な感じがした。まだ、数回しか味わったことはないが、動機が苦しくなるあの感覚。
曲がり角を曲がった岩川が制止する。
外はガラス張りでよく見える。その町の光を浴びながら、悪魔が姿を現した。
岩「降・・・矢・・・・・・さん。」
目の前の男が顔をあげる。
降「やあ、岩川。狼との鬼ごっこを邪魔して済まない。」
？「公安にバレた！」
岩川のインカムから悲鳴のような声。
？「計画は中止だ！」
なぜ、なぜバレた。ーーーの計画は今まで一度も―
降「盗聴器をつけているのは、君らだけかと思ったか？」
スッと降谷がかばんを指さした。
降「医者は、医療かばんを少しでも手ばしてはいけない。そうだろ？岩川」
絶望、岩川の頭に一瞬浮かんで消えた。
崩壊→←続き（本当にごめんなさい！どうしても収まりきらなくて）
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nao0824hito(プロフ) - 解決いたしました。お騒がせしました (2021年5月15日 16時) (
レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)
狼 - ごめんさない。作者です。自分のマイページが消えているのですが、どうすればいいか知っている人は教えてください。 (2021年5月15日 16時) (レス) id: 04378a0bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狼（ろう） | 作成日時：2021年3月28日 18時
