ep03. ページ3
3人同じエレベーターに乗り
ユノさんは奥
私とチャンミンは操作盤の前に立つ
「チャンミン眠そうだね」
「ユノさんから見てもそう思いますか?
チャンミンは昨日合コ…」
「ユノさん何階っすか?」
私の話しに被さったチャンミンの声
「経理課に寄って行かなきゃならないんだ」
「じゃあ5階っすね」
被さったのは声だけじゃない
3人しか乗ってないんだから
横に立てば良いのに
何故かチャンミンは私の後ろに立ち操作盤を打つ
チャンミンと操作盤の間に私と言う変な構図
「あー…ねみぃ…」
それに加えチャンミンは
私の頭の上に顎を乗せガムを噛む
「っもう!やめてよ!」
「はいはい」
顎は退けてくれたものの
背後からは動かない
淡い期待は切ないだけかもしれないけど
もしかしたら
後ろにチャンミンが居なければ
もっとユノさんとお話し出来たかもしれないのに…
5の数字が点灯しドアが開く
「今日も一日頑張ろうね」
素敵な笑顔でさらっとそんな事を言ってのける
なんて爽やかなお人…
エレベーターを降りるユノさんの背中
見惚れる間も無くドアは閉まり
深く吐いた息がエレベーター内に漂った
「…そんなに好きか?」
いつの間にか奥の壁際へ移動して居たチャンミン
「好きって言うよりも、
ユノさんは私にとって憧れの人なの」
憧れ〜?
馬鹿にした様なチャンミンの声と共にエレベーターのドアが開く
ここは7階 外食部のフロア
「付き合いたいとか、好きになってもらいたとかは思ってないの。
ただ遠くから見つめているだけで良い。
…憧れの人」
「わかんねー」
分かって貰えなくて良い
同じ部でも顔を合わせない事が多い私とユノさん
担当する事業が違うし
ユノさんは外に出ている事が多いから…
デスクが隣同士のチャンミンとは違う
ユノさんにはリーダー室と言う個室まで充てがわれて居る。
ガラス張りのその部屋
私のデスクから良く見える
今日は外回りじゃ無いのかな
外回りじゃ無かったら
今日一日
仕事に打ち込むユノさんを
盗み見出来るのになんて思いながら
PCを立ち上げた
「おはようございます」
すると経理課に寄って行くと言っていたユノさんが
颯爽とオフィスに現れる。
部署全体の空気が引き締まり
ダラダラして居た数名の社員が姿勢を正す
そんな事なら最初からちゃんとしておけば良いのにね。
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かえる(プロフ) - キャー( 〃▽〃)ユノさん素敵です♪読んでてニヤニヤが止まらなくて(*≧∀≦*)私もユノさんの唇上のホクロに触れてみたいです(* ̄∇ ̄*)朝から笑み、最高です! (2015年3月5日 6時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - かえるさん» 事故キスにするか本気キスにするか悩んだのですが、レイナさんにはいつまでも良き先輩上司で居てもらいたかったので… 笑って頂けたのなら良かったです( ^o^ ) 次章もよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - さくらわんさん» やっとユノさんとあまーい関係になりました!次章ではユノさんと甘くも切ないお話しが待ってるので、これからもよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - カナさん» チャンミンには別のお話しで幸せになってもらう、予定です(* `ω´ )笑 次章もよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 事故キスだったんですね♪読んでて「なぁ~んだ♪」って笑ってしまいました。 (2015年3月1日 6時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nao:) | 作成日時:2014年11月15日 0時