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ep20. ページ20

ユノさんの

綺麗なアーモンド型の瞳が

一瞬大きく見開き

点の様になった



「どうして知ってるかなんてそんな野暮なこと聞くな。
そんなの気になってるからに決まってるだろ」



え…


それはどう意味で?



聞き返そうかと思ったら
エレベーターが止まりドアが開く


地下駐車場へと2人降り立ち


エレベーターの前から動こうしない
ユノさんに戸惑いながら

何故か何も言えずに一歩下がった所から


目の前にある大きな背中を見ていた




「上司として部下の事を気に掛けてやるのも
仕事の内だと思ってるが違うか?」




上司として


それは仕事だから


浮ついた心は空気も含まず沈んだ


当たり前の事を言われただけなのに


少しでも期待してしまった私はバカ





振り返ったユノさん




「チャンミンにだけ頼るな。
俺だってAさんに頼られたいし、
もっと助けてあげたい」




ユノさんは上司として言っているのかもしれないけど


そんな事を言われて


ときめかない女子なんていないですよ?




「だから今日は俺が送る。
それとこれから残業する時は一声掛けてからにして?
心配だよ、こんな時間までオフィスに一人だなんて」



そう言って私の鞄を奪ったユノさん


ピピッと車の鍵を解除し


助手席の扉を開けてくれる



「隣り、ですか?」


「いいから乗って」



ユノさんの車は良い香りの中に


微かに漂うタバコの匂い


ドリンクホルダーには飲みかけの缶コーヒー


チャンミンの車とは違って


男の人を感じさる空気があった

ep21.→←ep19.



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設定タグ:ユノ , チャンミン , ノンリアル   
作品ジャンル:恋愛
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かえる(プロフ) - キャー( 〃▽〃)ユノさん素敵です♪読んでてニヤニヤが止まらなくて(*≧∀≦*)私もユノさんの唇上のホクロに触れてみたいです(* ̄∇ ̄*)朝から笑み、最高です! (2015年3月5日 6時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - かえるさん» 事故キスにするか本気キスにするか悩んだのですが、レイナさんにはいつまでも良き先輩上司で居てもらいたかったので… 笑って頂けたのなら良かったです( ^o^ ) 次章もよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - さくらわんさん» やっとユノさんとあまーい関係になりました!次章ではユノさんと甘くも切ないお話しが待ってるので、これからもよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
Nao:)(プロフ) - カナさん» チャンミンには別のお話しで幸せになってもらう、予定です(* `ω´ )笑 次章もよろしくお願いします! (2015年3月4日 15時) (レス) id: 2eff9f75c5 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 事故キスだったんですね♪読んでて「なぁ~んだ♪」って笑ってしまいました。 (2015年3月1日 6時) (レス) id: 27264d4f57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nao:) | 作成日時:2014年11月15日 0時

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