何曜日なら・・いい？(arxym)曜日シリーズ(３)

＝好きだ。・１７＝ ページ17

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

風呂を出て、俺はリビングのドアを

元気よく開けながら



「山田、部屋着あんがと〜〜。」

って、リビングに入って・・




・・つーかさ、この部屋着、ヤベーんすけど・・。

山田の匂いがして・・俺、ヤベ―っす。

ヤベーんっすよ・・たいちょー・・。






キッチンに居た山田は、

テキパキと動き支度をしながら

俺を見て

「あれ？大ちゃん、髪乾かした？？」


「へ？うん、バスタオルで拭いたけど・・？」




「だめだよ〜〜。大ちゃん、もぉ〜まったく
　世話が焼けるなぁ。ちょっとソファ座ってて。」

山田が、テキパキと動きながら

リビングを出て行った・・




俺は素直に・・ソファに座って

・・待つ＿＿＿＿。





すぐに戻ってきた山田が

「だめだよ、ちゃんと乾かさないとっ。
　風邪、引いちゃうよ。ほ〜ら。」

って言ってドライヤーを持って

ソファに座ってる俺の後ろに立った。



「や、山田、いいよ。俺、自分でやるしっ
　まだ、飯の支度中だろ？」



「い――から。ほらっ、大人しくするっっ。」



俺は、ピッと姿勢よく座って

「はいっっ。」って言った。





山田がスイッチを入れて・・

手ぐしで・・俺の髪を乾かして・・くれる。





たいちょ〜〜、俺、もう限界です――っっ。

グラつきまくりで・・ありますっっ！！



エプロン姿の山田に

髪の毛を触られて・・

か、乾かしてもらっておりますっっ！！



もう、ヤバイでありますっっ！たいちょ〜〜。



山田は楽しげに、鼻歌を歌いながら

優しく俺に触れ、乾かして・・

「うふふふ・・
　大ちゃん、静か・・いい子だねぇ。」





＿＿＿＿ドッキ―――――――ン＿＿＿＿




っと、いかんっっ。

ドキンってしてるばーいじゃないっ！！

ここは、ほれ・・つ、ツッコミだっ。

ツッコミ、俺は明るい楽しい先輩っっ！！



「こ、この〜〜〜。
　ぅお―――――――いっっ。俺は子供かっ？
　飼い犬かぁ〜〜〜いっっ！！」



っと、よしっっ。上手くいった、いったな。

うん、うん。いー感じ。いー感じ。





＿＿＿って、思ったのに・・山田の反応がない？？

ん？・・俺はくるりと山田の方を向いて

・・俺、おどれ―――た・・。



「や、や・まだ？？どーした・・
　なんで・・泣いてんだ＿＿＿＿＿＿？？？」

＝好きだ。・１８＝→←＝好きだ。・１６＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す