第二百八十九話「こっちは緊急事態なんじゃ」(＊) ページ33
ロナルド「それも出すから帰ってきて！」
キッス〔プレミアム赤ワインとスゴイカタイアイス買ったぞ〕
ロナルド「出すけどいい加減にしろお前！！」
〜数十分後〜
ドラルク「！キッスの反応が強まったぞ、近づいてきたんだ！」
漸「…あれっ、止まった」
第二人格「あっまた動き出した」
キッス「私が来たぞ、イケメンズ。そして私の次に並ぶ世界二の美女」
(キッスがファ○チキ食いながら来た)
ロナルド/第三人格「「コンビニ寄ってんじゃねェよ！！/ないわよ！！」」
(ふと町中キッスまみれなのを見たキッス)
キッス「oh、町が美しい」
ロナルド/創音姉弟「「「「「もうちょい狼狽しようがあるだろ/でしょうよ！！」」」」」
オスクルム「騒がしいぞ人間共、何をそんなに…」
(オスクルムとキッスの目が合った。オスクルムがキッスの前に跪く)
オスクルム「麗しの私が美姫よ…！貴女の美しさはセーヌ川のほとりで戯れていた13年前のあの夜のままだ…！」
キッス「それぐらいだとちょうど荒川でガサガサやってた頃だな」
ドラルク「随分出会いが美化されとるぞ」
龍水「最早英語圏ですらないな」
第三人格「まぁそもそも日本の吸血鬼であるはずのキッスがセーヌ川にいる事自体レアケースだものね」
オスクルム「夢にまで貴女を追い求めました、どうか私と愛の契りを交わしてください」
キッス「全くタイプでない、断る」
A「にベもないわね！」
オスクルム「…私の血族となり、貴女の美を永遠のものに」
キッス「私の美は永遠だ、断る」
第二人格「ホント自己肯定感エッグいわねこの人…」
オスクルム「全ての財産を貴女へ捧げ」
キッス「財産はもらってやるが断る」
漸「前半めっちゃひでェな」
オスクルム「まずはお友達((キッス「断る」
第三人格「最早食い気味じゃないのよ」
キッス「新幹線代」
ロナルド「あ…はい…」
(精神が死んで静かに泣きまくっているオスクルム)
ロナルド「…あの、キッスさん…ソイツは今回の元凶でクソバカ最低野郎ですが、なんというか…あの…」
A「ロナルド…あんたホント優しいわよね」
キッス「…フム。確かに完璧な美女に狂わされたのは哀れではある。ではせっかく町が美しいことだし、お前に一夜の夢を見せてやろう」
〜かくしてキッスカーニバルが夜通し行われた後ロナルドがオスクルムを殴ってこの怪事件は幕を閉じたが、キッスから元に戻った人達はしばらくまともに歩けなくなったのであった〜
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年5月22日 0時
