【吸血鬼すぐ死ぬ×その他諸々】異界の最強女神と最弱の吸血鬼 Part7 (ページ31)

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第二百八十七話「何処にあるんだよ」(＊) ページ31

第三人格「前に起きた武々夫パニックと状況が似てることから本体のキッスを探す必要があると推測、自らもキッスにされながらも前に押送されたキッスのサンプルを使ってどうにかこうにか作ったんですってよ」

ロナルド「ゾンビとかの話だったらめっちゃカッコよかったのに…」

龍水「つまりどういう事だ？」

漸「前にこれと似たような感じで町中武々夫まみれになった事があんだよ、ヨモツザカのせいでな」

ドラルク「よし！レッツゴー、キッス捜索隊！」

(チャリ置き場の倒れてきたチャリと地面に挟まれて大変な目にあうヨモツザカ)

ロナルド「優しくしてやれ！今は！！」

A「さてキッスは…ん？なんかコレ反応鈍くない？」

龍水「出来合いのものだからな、無理もない」

ドラルク「えーと…あっちか？コスメショップがあるぞ」

漸「まぁ買い物に来てたんだろうな」

ロナルド「すみません！ここに俺みたいな顔の奴が来ませんでしたか！？」

店員「そういう顔の方ばかり来ております」

ドラルク「そりゃそう答えるしかなかろうよ」

第二人格「そうだった今町中キッスなんだったわ」

店員「あ…でも昨夜その方いらっしゃいました」

第三人格「マジですか店員さん、その話詳しく！」

ロナルド「見て分かると思いますが緊急事態なので、どんな些細なことでも構いませんから教えてください！」

店員「季節限定夏色クソデカリップをお買い上げいただきまして」

(ゲームボーイの二倍はデカい口紅が出てきた。通常の口紅と比べると五倍ぐらいデカい)

漸「まぁ確かにあの唇が三つもあるんじゃリップとか口紅とか消費エグいだろうしな…」

A「というかむしろキッス以外の誰をターゲットにした商品なのよこれ、こんなデッカいのウルトラの母ぐらいしか使わんわよ」

ドラルク「急造品のせいかキッスの残滓にも反応してるっぽいな」

龍水「しかし手がかりはコレしかない、虱潰しにするしか手はあるまいな」

漸「あっ、今度はそこのヴァミマに反応が！」

(入店する一行)

ロナルド「店長、キッス来なかった！？」

店長「今夜は多分来てませんが、先日足用の爪切りを買っていかれました」

第二人格「あの人足の爪とかあんの！？っていうかそもそも足の指の概念あんの！？！？」

ドラルク「という事は今の君のどっかにも足の爪があるのか」

漸「お前もだよ」

事務所コンビ「「ぎゃあああ具体的に何が怖いのかわからんけど怖いよおおお！！」」