第二百八十六話「ヒントぐらいくれ」(*) ページ30
漸「クッソ、こんな時に限って…」
ロナルド「…!まさか、キッスの身に何かあったんじゃ!?」
ドラルク「何かって何だ」
ロナルド「…な、NASAの刺客とか」
第三人格「あの人(?)パッと見じゃ何の生き物かわからんしありえるわね」
漸「マジでNASAの刺客だったとしたらむしろ今まで音沙汰無しだったのがNASAの職務怠慢だったまであんだろ」
A「にしてもオスクルムの野郎…町が元に戻ったら絶対あの野郎を消し炭にしてやるわ」
龍水「しかしキッスとやらの動向がわからなければ見つけられんぞ。心当たりはないのか」
ドラルク「ふむ…キッス女史と言えば無類のイケメン好きだ」
ロナルド「イケメンのいる所と言えば…いや今全部キッスだからイケメンも何もねェわ!」
第二人格「そっか…万が一今新横に福士蒼汰とか鈴木伸之とか中川大志とか来ててもこの状況じゃわかんないのか…キッスだから」
龍水「フゥン…無粋だが、ここは一つ罠を仕掛けてみるか」
ドラルク「案外それでイケるかもしれんな。じゃあまず菅田将暉の写真をB全サイズに引き伸ばして…」
漸「おんおん」
ドラルク「で、こうしてこう」
(ドラルクが地面に置いた菅田将暉の写真の所にカゴを棒で立ててトラップを作った)
ロナルド「カゴ要らねェだろ!!」
第三人格「っていうか絶対ダメでしょコレ、罠の仕組みがあからさますぎるわよ!」
〜数分後〜
ドラルク「まさかキッス違いが引っかかってしまうとは」
(前述した罠に引っかかった菅田将暉くんファンクラブ歴10年の正木寿喜男さん)
ロナルド「すいません今カゴ開けますんで!」
ヒナイチキッス「我々も操作網を敷く、協力してキッスの捜索にあたろう」
ドラルク「並ぶとRPGのコンパチの敵みたいだな」
漸「お前も今そんな感じなんだよ」
A「しっかしまぁ如何せん手がかりが無さすぎて探しようがないわね…こりゃどうしたもんか」
ドラルク「…あっ!さっき適当に自転車置き場に押し込んどいたヨモちゃんが何か言ってるぞ!」
第二人格「なんでそんなとこに置くのよ!」
ロナルド「木陰とかに置いたれや!」
(ヨモツザカキッスが何かを差し出しながらボソボソと喋っている)
龍水「…!はっはー!朗報だぞ貴様ら、ヨモツザカという男が本物のキッスのいる方角を示す方位磁石を持っていた!」
ロナルド「何ーッ!どうやってそんなものを!」
第二百八十七話「何処にあるんだよ」(*)→←第二百八十五話「それはあかん」(*)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2023年5月22日 0時