第二百八十四話「倫理観とツッコミの狭間の辺獄」(*) ページ28
ロナルド「ショック療法してやりてェけど拳がないから殴れねェ!!」
ドラルク「落ち着け、元凶を倒せば元に戻るだろう。むしろその前にいろんな変わり種キッスを見ておきたい。Yキッスとか」
漸「お前今すぐバチ当たって死ね!!」
ドラルク「そんなロトシックスみたいなもん当たらんでも死ぬわ」
?「まだ私の力の及ばぬ者がいたか」
(Aが龍水の手を引いて自分達の後ろにやった)
A「下がってなさい龍水!我々姉弟はこの手の術が通じないから、あたし達の後ろにいりゃ大丈夫よ!」
(ドラルクがキッスの姿にされた)
ロナルド「うわあああ!!」
龍水「大丈夫なのかドラルクは!」
第二人格「えぇ、アイツ事ある毎にすぐ死ぬんだけど死んだ拍子に怪我や状態異常がなかったことになるデスリセットってのがあるからそこは心配ないと思うわ。ほら今ショック死したわよ」
龍水「フゥン、つまるところ再生能力というわけか。欲しいな」
漸「お前全然ブレねェな」
(しかし再生してもキッスだった)
ドラルク「ああああああ!!」
第三人格「嘘ォォォ!?」
?「仮初の美姫…いくら似姿を作れども、あの夜の輝きには程遠い」
A/漸/ロナルド/ドラルク「「「「テメェが元凶かこの野郎!!」」」」
オスクルム「いかにも…私は吸血鬼"愛深き"オスクルム。我が力で人々を麗しき姿に変えているのだ」
漸「馬鹿野郎なんでそんな事すんだ!」
第二人格「ホントになんでんな事すんのよ馬鹿野郎!!」
オスクルム「この光景は私の愛と幻想の写し鏡…」
ロナルド「は!?」
オスクルム「かつて私は燃えるような恋をした…戯れに国々を流浪していた時、一目見て心を奪われた。あの夜以来私は永久に彼女の虜囚…」
漸/ロナルド「「何言っとんねんお前!!」」
ロナルド「いや人の恋路の方向性を色々言うのはあかん事だが、あかん事だがァァァ!」
漸「いやまぁ確かにそうなんだけどな、人の価値観って人それぞれだからアレコレ言っていいもんじゃあないんだけどそれでもなんかな!!」
第三人格「なんで我々はキッスだらけの街の中心でキッスにされた友人(吸血鬼の方)と弟の友達(強欲の化身)と一緒に倫理観とツッコミの狭間の辺獄で燃えるキッスにされた友人(
オスクルム「私は彼女を追い求めたが二度と出会うことは叶わず…」
第二百八十五話「それはあかん」(*)→←第二百八十三話「世界一の欲しがりin新横浜」(*)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2023年5月22日 0時