異界の最強女神と前代未聞の超絶大規模ヤンデレ異変 Part18

第七百六十八話「隠す」《話術のヤンデレ》 ページ35

第二人格「うーん、どうだろうか…師匠ー、いますー？」

霊幻「…おぉ、Aか。今日はどうした？」

第三人格「実は今我々大変な事になってましてですね…師匠？」

霊幻「？どうした、人に話しづらい事なのか？」

A「いえ、そうでなくて…師匠、何か変な物食べました？」

霊幻「急に何だよ、んなわけないだろガキじゃあるまいし」

第二人格「えぇ〜？？変だな…」

猗窩座「…新隆」

霊幻「何だ？猗窩座。お前も俺に何か訊きたいのか？」

猗窩座「あぁ。新隆…お前、ヤンデレ化を隠してるだろう」

全員「「「「「！？」」」」」

霊幻「…お前、何言ってんだ？確かに大体二週間ぐらい前からモブや律の様子がおかしかったが、俺は特に何もなかったぞ」

猗窩座「今回の件でヤンデレ化した者にはヤンデレ名がつけられる。俺の場合は"護衛のヤンデレ"、イレブンの場合は"勇者のヤンデレ"だ…そしてどうやら今回の件には"話術のヤンデレ"というヤンデレ名がついた者がいるらしい」

霊幻「何言ってんだ、おともだち軍団内だったら話術スキルのある奴なんて割と結構いるだろ。どう考えても人違いだよ…そうだ、お前六度目の一件(前回)世話になったって言ってた奴いたよな？ほらあの…あさぎりゲンとかって奴。多分そいつだろ」

第三人格「残念。ゲンは既にエンカウントしててこちらの陣営に引き込んであります。ちなみにゲンのヤンデレ名は"メンタリストのヤンデレ"でした」

霊幻「だからって俺だと断定するにはまだ早いんじゃないのか？それによく見ろ。まぁ、大丈夫っしょ。時空でヤンデレ化した奴はみんな揃って瞳孔の奥に赤黒いハートマークが現れる。けど今俺の目にそんなもんはない。これが何よりの証拠だ…さぁ、帰った帰った。生憎俺は忙しいんだ、お前の話を聞いてやれる程暇じゃない」

A「ちょっと師匠、一回こっちの話を…ッ！はっはぁ、そういう事ですか」

イレブン「…A？」

第二人格「サクリファイスメイデンッ！」

※Aちゃんの闇幽波紋(スタンド)"サクリファイスメイデン"の詳細は異界の最強女神と前代未聞の超絶大規模ヤンデレ異変 Part9 前編 第四百四十二話参照※

霊幻「ッ！」

ベロニカ〔A、アンタ何やって…〕

第三人格「霊幻師匠…貴方、闇幽波紋(スタンド)使いですよね？」

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