第四百四十七話「そうとしか言いようがない」 ページ8
ワキヤ「お前がもうワイには振り向かへんてわかっててもワイはお前を離してやれへんねん…わかるやろ？」
A「ホンット話聞かないわねコイツも…」
第二人格「ディ・モールト腹立つ」
ヒカリ〔ホント容赦ないわね貴方達…〕
第三人格「時間あるし軽めに相手してやろうと思ったあたし達がバカだったわ…普通にめっちゃストレス。さっさとチェックイン済ませて搭乗口前まで行ってりゃよかったわ、てことで行くわよあんた達」
ワキヤ「諦めえ言うんか？」
A「ねぇ…まだ続くの？この話。もっと要点まとめてから話しなさいよあんた」
ワキヤ「んなもん最初からまとまっとるわ、こっちはさっきからずっと"お前を離したない、別れとうない"いう話をしとんねん。というかもうワイとしてはそれしか言えへんわ、ほんまに別れたないさかい…せやのにお前はワイに諦めえ言うんやな」
第二人格「まぁ澗が一お前があたし達を好きだってのがマジな話だとしてもヤンデレ異変中に言うのは冗談抜きでやめていただけるかしら、マジな話か異変のせいか判断できないから。まぁ超絶高確率で異変のせいなんだけど」
ワキヤ「ワイと付き合うてた事自体なかった事にしようとした挙句"異変のせい"？ちゃんちゃらおかしいわ…どんだけワイの気持ちを侮辱したら気が済むねん」
第三人格「それこそ"そうとしか言いようがない"ってやつよこっちからしたら」
ワキヤ「ふざけんなや！！…ほんま、酷いやっちゃなぁお前…そこまで言うんやったら教えてくれるんやろ？」
A「何をじゃ」
ワキヤ「せやなぁ…まず何より"お前への未練の断ち切り方"や。コレどうにかせんとワイは多分いつまでたってもお前の事引きずり続けるさかい。次に"割り切って友達としてお前と接するにはどうしたらええか"も頼むわ…あぁせやせや、肝心なもんを一つ忘れとったわ」
(上記の内容を話してるワキヤの体からいかにもヤバ気なオーラが出てる)
第二人格「ねぇ…二日前の昼下がりにもこんな事あった気がするんだけど」
ワキヤ「これが一番重要やさかい、ちゃんと教えてな…」
第三人格「嫌だなー、嫌な予感するなー…」
ワキヤ「お前は…"お前はワイにお前以外の誰を好きになれ言うんか"…ほんま頼むで」
(ワキヤから出たいかにもヤバそうなオーラがくっついて形を成していく)
A「えぇー…いやーなんというか…それはもうあたし達からは"お前次第じゃそんなもん"としか言いようがない…」
第四百四十八話「きっと来る」→←第四百四十六話「人に向けるものではない」《ワイバーンのヤンデレ》
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年11月24日 12時
