第四百七十九話「そのままの意味」《イージスのヤンデレ》 ページ40
〜神様移動中〜
第三人格「…げ」
イベル「"げ"とは何だ」
A「やられた、研究室にいるものとばかり思ってたわ」
イベル「ファイとハーツを倒すうえでお前達がわざわざ私の研究室に来る可能性など1％もない。今回は私から動かせてもらった」
第二人格「そう。イベル、どいて頂戴。我々は今一刻を争いたい事態なのよ」
シスコ「なんで願望入ってんだよ」
イベル「A、私と来い。そしてわざわざ言うまでもないが念の為言っておこう、そいつらは置いていけ」
第三人格「そうか成程お前もこれ系か、さっさと失せなさいぶっ飛ばすわよ」
シスコ「ホント慣れてんなお前…」
A「あれから何回これ系の異変経験してきてると思ってんのよ」
イベル「そうか。ならばこちらも強硬手段に出ざるを得ないな」
第二人格「お黙りバカ、こっちのセリフじゃこのスットコドッコイ」
イベル「お前に触れる事が許されるのは私だけだ、そうだろう？なら他の男といる必要などない」
第三人格「うーん、ここまで全部間違ってると最早可哀想になってくるわねー！」
イベル「…それはどういう意味だ？」
A「どういう意味も何も、そのままの意味としか言いようがないわねこっちは。あたし達に触っていいのがあんただけってのもまず納得いかないし、いくら異性であるとはいえ気のいいダチと無理やり引き裂かれなきゃいけないのもシンプルにやだし」
イベル「成程。そうか、わかったぞ…A、目を覚ませ。お前はそいつらに毒されているんだ」
第二人格「は？」
イベル「そうでなければお前がそんなありえない事を言うはずがない。私の研究室に連れて行って早急に正さなくては…」
第三人格「ホント腹立つわねこの野郎！！」
A「っていうか今思ったんだけど、何気に今回の異変における"毒されてる"とか何とかほざくタイプこいつが初めてじゃなくて？まぁもしかしたら二日目に尊奈門がそのような事言ってたかもだけど」
第二人格「あーね…」
イベル「どうした。毒されたお前を放っておくわけにはいかない、早く行くぞA」
第三人格「いやだから行かないっつってんでしょこの野郎、話聞きなさいよ」
A「マジでどうしようもないわねコイツ、やっぱりさっさと殴って先へ進むのが吉と見たわ…という事で！」
イレブン「A待ってちょっと待ってホント待ってここ屋内だから」
第四百八十話「昼という概念に呪われる」→←第四百七十八話「話の通じないヤンデレはとりあえずねじ伏せる」
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年11月24日 12時
