第四百六十四話「タダじゃ済まさん」 ページ25
アイガ「Aに話しかけんなって言ってんだろ！！」
第三人格「うっさいわねこの野郎、無茶な事言ってんじゃないわよ！」
A「にしてもシスコあんためちゃめちゃ警戒されてるわね、前にコイツに何かした？」
シスコ「アホか何もしてねェよ」
アイガ「Aもだよ、俺じゃねえ奴と話すな！」
第二人格「身内でも彼氏か何かでもないくせにあたし達の交友関係に必要以上にアレコレ言わないでくれるかしら…何気ヤンデレ化するとディ・モールト腹立つわねコイツ」
漸〔アイガお前"ディ・モールト腹立つ"って言われちまってんじゃねェか、まぁ今さっきのお前の発言は俺も死ぬ程横暴だったと思うけど〕
アイガ「だって俺のAなのに！」
第三人格「わざわざこっちに5秒ほど前にしたのと同じ説明させようとしないでくれます？？…ﾊｧ……ぶっちゃけすんごいストレスフルなんだけど今。シルビア、左之助、ベロニカ、お願いだからアイツなんとかするの手伝って」
ベロニカ「アンタなんでそんなアイツと口をきくのも嫌そうな状態なのにあたし達に寄りかかり切ろうとしないのよ…他の人ならともかく、アンタの場合たまには完全に人任せにしちゃった方がちょうどいいぐらいだわ」
シルビア「Aちゃん、本当にお疲れ様…次のワールドに繋がってるゲートを見つけたらゆっくり休んで頂戴」
アイガ「だーかーらー！！」
A「あぁもううっさいわね！いいわ、今からあたし達が言う条件クリアできたらあんたの要求飲んでやるわよ！」
セーニャ〔そんな…！いけません、A様！〕
漸〔落ち着けよセーニャ。ハピエン厨三大名家の長女として生まれて父方の従姉に無敗の女妖、母方の従姉に絶望と嘲笑の魔女をもつうちの姉ちゃんがタダでそんな要求飲むと本気で思うか？〕
ギャリー〔確かにA、転んだとしてもとてもタダじゃあ起きなさそうね…〕
ライダー〔フン。アイツがあんな啖呵切るからには間違いなく勝つ自信があるって事だろ〕
第二人格「あたし達とやり合って勝ったら要求飲んであげるわ、とっとと来なさい」
アイガ「わかった！さすがに力じゃお前には負けないぜ」
第三人格「…言ったわね？撤回はしないのね？」
アイガ「…お、おう！またとないチャンスだ、絶対ものにする！」
シスコ「ﾊｧ…むしろ今オーケーしちまったのはチャンスどころか絶望的な敗北イベントだって事に気づいてねェのか」
第四百六十五話「そうとは言ってない」→←第四百六十三話「沸点低い」《アキレスのヤンデレ》
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作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年11月24日 12時
