第百三十話「芯がしっかりしてる系女子」《大剣のヤンデレ》 ページ36
〜一方その頃、Aチームは〜
A「で？何よアイク。いきなりロナルドに向かって大剣ラグネルを一振りだなんて随分なご挨拶じゃない」
アイク「…A。そのロナルドという男とはどういう関係だ」
A「アイク、その前にあんた"質問に質問で返すな"っていう吉良吉影の迷言知ってる？」
ロナルド「さっきからお前らの会話の中に疑問符しか飛び交ってねェじゃねェか」
アイク「いいから答えてくれ。この男はお前にとっての何だ？まさかとは思うが、恋人か？」
A「違うわボケナス、どう見てもただの普通の友人でしょうが」
漸〔そーだなー、ただいま絶賛ヤンデレ化中な事にさえ目を瞑れば完全にただの普通の友人だな〕
アイク「本当か？」
A「嘘言う必要ないでしょそこで」
マルティナ〔そんな事もないでしょ…待って？Aまさか貴方、彼氏ができた後にヤンデレ異変が起きても堂々と"彼氏がいる"って言って歩くつもり？〕
A「えぇ。だからあたしの彼氏になる人には、たとえヤンデレ共が蠢いてる中に単身で放り込まれても数時間は何とかなる程度には力を与えておくつもりよ」
ベロニカ〔もう最早ここまで来るとさすがとしか言いようがないわね…〕
アイク「頼む、今すぐ俺の方へ来てくれ。そうしてくれれば俺は誰も傷つけずに済む」
A「あーこれ拒否ったらまたロナルドに向かってラグネル振り下ろされるタイプのやつね…了解了解。だが断る」
ロナルド「ホントブレねェなお前」
A「だって嫌なものはどう足掻いたって嫌だもの。それに100％あたし達の私用なのに付き合ってくれてるってだけであんた達ってだいぶ優しいでしょ、だから友達が自分の命を助けるために心を殺すのなんて見てらんないんじゃないかと思ったのよ」
ホメロス〔お前は本当にヤンデレさえ絡まなければお人好しの極みだな〕
A「お人好しで結構。最低限、自分を大切にしてくれる相手の事ぐらいはちゃんと大事にしなきゃ。でしょ？」
アイク「…俺はお前の事を大切に思っている。なのに何故俺の事は」
A「決まってるじゃない、ヤンデレはあたしの大事な人達を大事にしてくれないからよ。中にはあたしの前でだけ取り繕ってりゃいいと思ってるような野郎もいるからホント切実に嫌なのよね」
ロナルド「…」
A「あっうんあんたは違うわねロナルド。あんたはあたしもあたしの大切な人達も大事にしてくれてるものね」
第百三十一話「最初の時点でアウト」→←第百二十九話「鎮圧完了」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» まさか私が書きたいものをひたすらに書きなぐるだけのこの小説を読むために作品の履修を考えてくださる方がおられるとは…心の底からありがとうございます！ (10月12日 18時) (
レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - クロスオーバーがクロスオーバーすぎた(？)とりあえずこの作品をたのしみたいからにわか状態だった吸血鬼すぐ死ぬに詳しくなって来ます(？) (10月12日 17時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ、大丈夫っしょ。(プロフ) - ヴィタさん» えぇそうです、久方ぶりのヤンデレ異変中スマブラ館ですよ！書くのも久しぶりなので口調迷子等激しいかもしれませんが大目に見ていただけると助かります… (9月16日 22時) (レス) id: f4792f7032 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィタ - しばらく忙しさを理由に浮上出来てなかったうちにすごく進んでいてましたね…そして…二回目の異変以来のスマブラ館ですと！？ｶﾞﾀｯ (9月14日 11時) (レス) id: 9d671c521e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時：2023年9月14日 2時
