▽夢のはじまり。 ページ9
(2003.09.15)
T.Mside
T.Y「これから活動、色んな面で頑張って行くので応援宜しくお願いします！！！！」
「「「『宜しくお願いします！！！！』」」」
高らかと響いた声。
湧き上がる歓声。鳴り止まない拍手。
キラキラと輝く世界は幻想の様に美しくずっと夢に見ていた光景そのものだった。
こんなに高揚した気持ちは初めてで胸いっぱいに満たされて、隣にいる仲間の笑顔で更に加速する。
『まっすー！お疲れ！！』
T.M「A！」
舞台裏に降りると近くに居たAが声をかけてきた。頬を紅く染めて、息はちょっとだけ上がっているみたいだ。
こんなに興奮した様子のAは初めてみるからちょっと吃驚した俺に手を差し出してきたAとハイタッチを交わす。
『やばいっ、！』
T.M「ははっ。顔真っ赤だよ」
『えっ、うそ』
T.M「ちょっと水飲んだら？」
『うん』
相当楽しかったんだろうなぁ。いつもより口数が多いAはスタッフさんから水を貰って口に含んで、ニッコリと笑顔を見せた。
『あぁーー楽しかった！』
T.M「やばかったなホント」
『まっすーが途中で泣くかと思ったのになぁ。泣かなかったねー』
T.M「流石にデビュー会見で泣けないって」
『でも私、ちょっと泣きそうになったよwww』
T.M「マジ？全然気づかなかった」
笑い飛ばして『言わないでよ！』と口に人差し指を当てる。その仕草が可笑しくてまた笑う。
楽屋へ戻ると他のメンバーもそれぞれハイタッチをしたり楽しそうに話している。入ってきた俺達に小山やシゲが「お疲れ！！」と嬉しそうに駆け寄ってきた。
『慶ちゃーーん！お疲れ〜〜！』
K.K「うわっ、Aテンション高っwww」
S.K「酔っ払いじゃんwww」
『違うし！気分が良いだけ！』
T.Y「マジで顔赤いし、熱あるんじゃないの」
『今ね、多分39度8分ぐらいだね』
K.K「やばいAが壊れたwwww」
S.K「水飲ませて水！ww」
山下くんがAの額に手を当てると擽ったそうに目を閉じる。山下くんもちょっとだけ頬が赤い。
幸せそうに微笑んだ。
その顔にここにいる全員が温かい気持ちになった。
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こんな夢を、いつも見ている。
そして薄暗い部屋で一人で目が覚めた。
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momo - ほんとにこのお話大好きです！ なので、またいつか更新してくれるのを待ってます！ (2021年4月7日 11時) (
レス) id: 0a3381035e (このIDを非表示/違反報告)
すー(プロフ) - 面白いです！続きが更新されるの待ってます。頑張ってください。 (2020年10月15日 10時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - 大好きです！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 808257ca1e (このIDを非表示/違反報告)
aki(プロフ) - FFZSKRsocO4pADaさん» コメント有り難う御座います！頑張ります(*´-`) (2020年8月14日 23時) (レス) id: d967e47327 (このIDを非表示/違反報告)
FFZSKRsocO4pADa(プロフ) - 続きがきになります。更新がんばってください (2020年8月14日 18時) (レス) id: 91e5b79796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aki | 作成日時：2020年8月8日 14時
