108話 ページ16
朝方はルフィの騒ぎで賑やかだった花の都だが…昼頃になると更に賑やかになった。それはワノ国一の美女の花魁、小紫が現れたからとかどうとか…私の友達のハンコックの方が断然美女に決まってるとかよくわからない意地を張りながら、その騒ぎに乗じて私は店を畳む準備をしていた。
「小紫、めっちゃ美人でした！」
「ハンコックより？」
お弓は意外にも小紫に興味があったようで、様子見に行っていたのだが…興奮して目を輝かせて戻ってきた。お弓のこういう子供っぽいところを見ると、微笑ましい気持ちになる。これが母性ってやつなのだろうか？
「ハンコックとはまた違う美しさですね。なんというんでしょうか…ハンコックは実力も美貌も持ち合わせていて、孤高の存在故の気高さと艶やかさが持ち味だと思うんです。小紫は謂わゆる大和撫子。力はなくとも、凛としていて、儚い…たおやかさが持ち味の女性だと感じました」
「成る程…」
お弓はなんでそんなところで分析力を発揮してるのだろうか。まぁ…いっか。
…
「ん〜どうしようかな？」
和紙と筆を手に戸の前に立つ私は異様だろう。だが、周りを機にする必要はない。人々は小紫を見た余韻に浸っている為、当分この道に人は通らないからだ。
ちなみに今私が悩んでいるのは店を畳むことを知らせる張り紙の内容だ。
「病気が無難かな？」
お弓は普通すぎてつまらないと言う。普通で何が悪いと言うのか…
お弓は私から筆と和紙を奪い取ると、力強い文字で書き始める。
「【駆け落ちするので今日から店は畳ませて頂きます】…って…あ、変やわ！」
「もう2度と戻ってこないことを印象付けられます」
「いやいや…そんな印象いらない」
「そしてAは人々の記憶から幻想となった」
「それ、嫌な忘れられ方だよ…」
トラ男本人にではなく、お弓に段々と外堀が埋められてきている気がするのは気のせいだろうか。そのうち流されそうな気がしてきた。もしかすると…私の本当の敵は
〜〜
夢主ちゃんはハンコックと仲がいいです。
ハンコックのことを褒めると自分のことのように喜ぶくらいには推してます。
ちなみに今回やってますが…夢主ちゃんはツッコミ(強い言葉を使うこと)が苦手なので、演技中ならともかく、素でツッコミをすると違和感ありありです。
多分今までも強い言葉はほとんど使かわせていないと思います。(演技中以外は)
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ゆう(プロフ) - とても、楽しく読ませていただいてます。また、続き読みたいです。 (2022年1月31日 15時) (
レス) @page19 id: fe95cae7da (このIDを非表示/違反報告)
あんころ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月11日 19時) (レス) id: 8a86a2abc8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もう一つのｐｃを操作してます。続編おめでとうございます。 (2021年9月11日 14時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんころ | 作成日時：2021年9月11日 14時
