105話 ページ13
ローside
やっちまった…
言い訳をさせてほしい。今言うはずじゃなかったんだ。本当なら、彼女の悩みの種を取り去った後で…
「チッ…嫉妬なんざに振り回されやがって」
花の都でAが役人共に狙われていると知るや否や自分の感情を制御できなくなった。
彼女のことを何も知らねェ奴らなんかに彼女を近付けたくない。だが、彼女の魅力も苦しみも…知ることができるのは俺だけがいいと思っている。つまりはただただ俺は彼女を自分のものにしたいと、ガキのような独占欲に支配されたのだ。俺は自分が考えている以上に彼女のことが好きなようだ。
らしくない…目先のことしか考えずに行動するなんてな。そのせいでAを困らせちまった。やっと…1歩踏み出せた彼女に今別の悩みも抱えさせてしまった。その上、返事を保留などと…半ば無理矢理決めてしまった。心の整理がついていない彼女には酷なことだったと自分でも思う。
これはある意味、彼女を縛るようなものだ。これまで女神としての義務と責任を負わされ、それにも関わらず本物の自由を手にできなかった彼女に今度は彼女の『断る』という選択肢を俺が握り潰してしまった。散々オラクルの奴らに対する不満や文句を心の中で言っていた割には…俺も人のことを言えないようなことをしてるじゃねぇか。だが…
「言っちまったもんは取り消せねぇ…」
これから成さねばならないことは役人共から彼女を守り、彼女の心の傷を癒やし、振り向かせることだ。その上決戦に向けて情報収集なども行わなければならない。
全てを並行して成さねばならないのは困難ではあるが、彼女が俺の気持ちを知った以上、もう俺は進むことしかできないのだ。
〜〜
ローさんは夢主ちゃんの前では優しい人でありたいと思っています。だから、強引なことはしないし、夢主ちゃんが誠実な女の子であるからこそ駆け引きもしません。
夢主ちゃんはローさんのことを心優しい恩人だと思っています。
私の想像の倍以上優しい一途なローさんになってしまった。
いつの間にかローさんの誕生日過ぎちゃいましたね…番外編で誕生日編を書いていましたが、途中で心が折れました。
いつかちゃんと書きます…多分
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆう(プロフ) - とても、楽しく読ませていただいてます。また、続き読みたいです。 (2022年1月31日 15時) (
レス) @page19 id: fe95cae7da (このIDを非表示/違反報告)
あんころ(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月11日 19時) (レス) id: 8a86a2abc8 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - もう一つのｐｃを操作してます。続編おめでとうございます。 (2021年9月11日 14時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんころ | 作成日時：2021年9月11日 14時
