41話 ページ41
その時、俺らの目の前に、見覚えのある黒色の車が止まった。
運転席側の窓が開く。
「だ、大ちゃん!」
「圭人?!」
同じダンスチームのメンバーの一人、岡本圭人だった。
「あ、えっと…
岡本さん、ですよね」
なんで圭人が、と戸惑いの気持ちを隠せずにいると、
申し訳なさそうに伊野ちゃんが口を開いた。
「そう、ですけど…
あ!その声…、電話くれた人ですよね?」
伊野ちゃんがコクリと頷いた。
「すみません、わざわざ来てもらっちゃって」
「いえいえ。というか、こちらこそ、遅れてすみません…」
「「…」」
そして、沈黙。
「ちょ、ちょっと待って?!」
俺が寝てる間に何があった?!
何でここに圭人が?!
トレードマークの大きな声で、疑問をぶつけると、
身体の力が一瞬抜けた。
「「大ちゃん!」」
そうだった、
俺…
「まだ、熱あるね」
火照った額に、氷のような冷たい感覚が。
伊野ちゃんの手だ。
「と、取り敢えず、後ろ、乗ってください」
結局、答えは返ってこなくて、モヤモヤが残ったまま、
俺は、伊野ちゃんにフラフラする身体を支えられながら圭人の車に乗った。
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ナッツ(プロフ) - ありがとうございます (2016年11月12日 11時) (レス) id: 5876957d8b (このIDを非表示/違反報告)
めるの。(プロフ) - ナッツさん» そういうのはあまり詳しく無いのですが、ご飯系だったら、定番の寿司、味噌汁、だし巻き卵。お菓子系だったら、ハイチュウ、柿の種、じゃがりこでしょうか…。ハイチュウは、外国でも売っているのですが、日本のハイチュウが一番美味しいと言われているそうです (2016年11月12日 9時) (レス) id: 017c6f0bfc (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 食べ物です。 (2016年11月12日 0時) (レス) id: 5876957d8b (このIDを非表示/違反報告)
めるの。(プロフ) - ナッツさん» コメントありがとうございます!オススメのものとは…?具体的なものを教えていただけますか?すみません!理解力がないもので… (2016年11月12日 0時) (レス) id: 017c6f0bfc (このIDを非表示/違反報告)
ナッツ(プロフ) - 友達の家に留学生が来るようになりました。そこで作者さんのオススメなものを教えてください! (2016年11月11日 23時) (レス) id: 5876957d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めるの。 | 作成日時:2016年9月19日 0時