居眠り彼女のその気持ち / キーボ ページ21
ああ、どうしよう。
今僕の隣に腰掛けているこの人は、僕に寄り添って眠っている。
動こうにも動けない。
初対面だし気まずい事もあって尚更何も出来ない。
…打開策は無いだろうか。
「あ、あの、」
すうすうと規則正しい寝息を立てている彼女に声を掛けてみるが、目覚めてはくれない。
少し腕を叩いてみた。
「……ん、あれ…?……。」
起きそうで起きなかった。
こういう時に限って目の前を人が通らない。
…何時もは通ったときロボット差別をされます……!
溜め息を吐いて、改めて彼女をよく見てみる。
可愛らしい顔立ちをしていて、色も白く睫毛も長い。正に人形みたいだ。
こんな語りをすると変態だと思われるかもしれないが、事実を述べただけだ。
「あの、すみませーん…」
「……あ、すみまへん…いまどきます…」
丁度目覚めた彼女は目を擦って欠伸をした。
そして僕から退いた後、ボサボサになった髪を整えていた。
意識が回復したらしく、僕に向き合って話し掛けてきた。
「ごめんなさい、いきなりあんなこと…」
「いえ、大丈夫です。」
正直私も驚いたと柔らかく笑う姿は、何故だか僕の目に焼き付いた。
それから名前、趣味、諸々を聞いた。
そこからもう僕は彼女に溺れていたのかもしれない。
今ではすっかり彼女の虜になってしまっている。
「…夕日が綺麗ですね」
「どうしたの?今は昼だよ」
(…貴女の気持ちが)
(知りたいです。)
________
更新遅れましたすみません!ファミレス更新です!
あと今日から!
私も!
眼鏡デビューです!!!
116人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜜柑 - 面白かったで〜す!!真宮司君がいなかったのが辛いけど…ヽ(´▽`)/これからも応援してます! (2018年6月30日 20時) (レス) id: 57247c1913 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - と思ったら…ご丁寧に縦読みしてって書いてあった…(´;ω;`) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 見つけちゃった…31ページ…最後の所…縦読みすると………「3月9日誕生日です」って………w (^^) (2018年6月23日 19時) (レス) id: 84ea3b1735 (このIDを非表示/違反報告)
はるちゃん - Fooooooooo!(便乗) (2017年8月28日 15時) (レス) id: 847c7d369f (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^天海君の話、全部読みました^_^天海君、かっこいいですね^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年8月19日 22時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:御虎柴@超絶怒涛の天海厨
作成日時:2017年2月13日 3時