【赤羽 業】浮気メイド15

主従362 ページ12

Aside



文化祭２日目、午後
もう私の仕事は終わった



今日も失敗してお客に出せないたこ焼きを
パックに詰めて袋に入れた



今日も保健室の先生に
たこ焼きのデリバリーを頼まれている



教室を出ると
運悪くカルマに遭遇



赤羽「それ、たこ焼き？」



『そう…だけど』



赤羽「そんなに食べたら太るよ」



『先生の分もあるから…平気』



逃げるようにその場から離れた
そうだ、放課後に屋上で待ち合わせ



別れて下さいって言う
それで関係が終わったら



それだけの恋だった、という事だ



ノックをしてから保健室に入る
既に２人分のコーヒーが入っていた



「たこ焼きにコーヒーは合わないかな」



『大丈夫ですよ』



保健室は私にとっての憩いの場になっていた
先生と話していると和む



コーヒーを口に含んだ
熱くないので猫舌でも大丈夫



たこ焼きも食べ終わり後片付け
その時、ぐらっと視界が回った



先生がすぐに駆けつけてくれる
ベッドに誘導された



「少し熱いよ」



『そうですか？』



「放課後になったら起こしてあげるから
おやすみ」



『おやすみ…なさ、ぃ』



目を閉じるとあっという間に夢の中へ
最近、文化祭準備で疲れていたのかな

主従363→←主従361

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す