赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」4

記憶82 ページ7

Aside


やっと水族館に着いた
想像以上に人が多い…


赤羽「手繋ご？迷子になるよ」


カルマと手を繋ぐ
大きくて暖かくて優しい手


『もし私が迷子になったらどうするの？』


赤羽「端から端まで探しまくるに
決まってんじゃん」


カルマの笑顔を見て懐かしいと思った
ずっと眠ってたからかな


数十分私達は水族館を楽しんでいた
その間ずっと手を繋いでいた


『次はイルカショーがあるみたいだよ』


赤羽「行こっか」


始まるまでにまだ１０分ぐらいあるのに
人が集まっていた


席は前の方
カルマと一緒に座る


赤羽「ここでは迷子にならないと
思うから手離すよ」


私の手からカルマの手が離れる
少し寂しかった


カルマと雑談していると
イルカショーが始まった


テレビで見るより迫力がある
それに結構濡れた


『楽しかったね、イルカショー』


赤羽「こんなに濡れると思ってなかったよ。
A、大丈夫？」


『全然平気。暑かったからちょうどいいよ』


カルマが手を差し出してくれた
それがとても嬉しかった


濡れていて冷たいはずなのに
カルマの手は全然冷たくなかった


『カルマの手って何で暖かいの？』


赤羽「Aと一緒にいるからだよ。
冷えている彼女を暖めるのも彼氏の役目」


『じゃあ、彼女の役目って何？』

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