赤羽「刺激的な毎日を送ってやるよ」4

記憶80 ページ5

Aside


次の日の朝
早起きしすぎた


カルマはまだ寝てる
起こさないように家を出た


浜辺に座りながら静かに
波の音を聞く


潮の香り
ちょこちょこ歩くヤドカリ


こっちに来る…カルマ？


『おはよ、カルマ。早いね』


赤羽「起きたらAがいなくて
家の中探てたんだけど」


『ごめん』


隣に座るかと思ったら私を持ち上げた
空気が重たい気がする


赤羽「何も言わずに家を出たから
俺、怒ってるよ」


『ごめん…』


赤羽「機嫌悪いのAのせいだから」


『どうしたらいいの？』


赤羽「そんなのAが考えてよ。
今日中に」


そう言って笑うカルマ
もう機嫌が戻っている気がするけど


何かカルマが喜ぶ事しようかな


『とりあえず降ろしてよ』


赤羽「嫌。このまま帰る。
おいしい朝御飯作ってよ」


家に帰り朝御飯を作る
なぜかカルマがずっと見てくる


『いつもならソファに座って待ってるけど
今日はどうしたの？』


赤羽「こういうの夫婦みたいでいいなー
って思ってただけ」


夫婦という単語を聞いて顔が熱くなる
いつかカルマと夫婦になるのかな


赤羽「Aは良い奥さんになるね」


『そんな事ないよ。
カルマだって良い夫になると思うよ』


赤羽「じゃあ、俺の良い所言ってみてよ」


『私の事助けてくれたり守ってくれて頼りに
なるし頭の回転が早くてそれに喧嘩も強い。


カルマの弱点が見当たらない………
弱点ってあるの？』


よく考えればカルマの弱点を知らない
カルマって完璧だし


赤羽「弱点あるけど教えてほしいの？」


『うん』

記憶81→←記憶79

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す